塗装業者選びのポイントと見積書の比較
知り合いに塗装屋さんがいる場合には、その人に頼むのが一番ですが、知り合いにいない場合には、複数の塗装業者に見積もりを依頼して信頼できる所に頼むのが良いでしょう。
ハウスメーカーや工務店に依頼する場合、中間マージン等が発生するため金額が高くなります。
塗装業者選びのポイント
・施工実績を確認する |
・不安を煽る業者や契約を急かす業者は要注意 |
・キャンペーンに要注意 |
・見積金額が過度に安い所は要注意 |
・見積もりは金額だけではなく内容を確認 |
契約する前に自社サイトで施工実績を確認しましょう。サイトを持っていない場合は、写真やパンフレットで確認しても大丈夫です。
営業会社に多いのが、不安を煽って契約を急かすような事を言う業者は信用できません。
業者を比較する
塗装業者を選ぶ時は、必ず複数の業者を比較するようにしましょう。比較することで、外壁塗装の相場がわかるとともに、安くて良い業者が見つかる可能性が高くなります。
YahooやGoogleで検索すると、身近な業者が見つかります。複数の業者のサイトを見てみて、良さそうな所に依頼しても良いと思います。
また、一括見積もりサイトを利用して業者を見つけるという人もいます。
見積もりを比較する時のチェックポイント
・工事内容、工事箇所が同じか |
・下地調整やケレンが見積もりに入っているか |
・塗料のグレードが同じか |
・塗装が3度塗りになっているか |
下地調整・補修
ケレンとは、サビ落としや以前の塗膜を除去する作業のことで、細かい傷を付けて塗料がしっかり乗るようにすることもあります。
下地調整や下地補修は、塗装する前の準備ですが、下地調整がしっかりできているかによって、その後の塗装の仕上がりや耐久性が変わってきます。
特に、シリコン塗料の家にフッ素塗料で塗装する場合、しっかりシリコン塗料を落とし、下塗り塗料を使わないと、劣化症状を起こします。
塗料のグレードに要注意
工事内容が同じでも、使う塗料のグレードにより見積額が大きく変わります。
外壁塗装の塗料は、シリコンが一般的ですが、費用を抑えるためにウレタン・アクリルを使うこともありました。現在は耐久性が低いので使われなくなっていますが、業者が利益を上げるために勝手に使うかもしれません。
フッ素 > シリコン > ウレタン >アクリル
このように耐久性が変わってきます。遮・断熱塗料や光触媒塗料などの特殊な塗料も耐久性は15~20年です。
塗装回数
外壁塗装は3度塗りが基本です。高級塗料などは5回塗りになっており、2回以下の塗り回数は、手抜き工事をしているという認識になります。
下塗り ⇒ 中塗り ⇒ 上塗りという流れで、中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことが多いです。
下塗りや中塗りが無くても見た目には違いが殆ど判りません。しかし、耐久性の違いから、塗装して僅か数年で劣化が起こることもあります。
見積書には塗装回数が書いてありますので、塗装回数をしっかり確認しましょう。