サイディングの劣化とリフォーム方法

サイディングが売りだされた当時は、メンテナンス不要で半永久的に持つと言われることがありましたが、劣化したらリフォームが必要になります。

窯業系サイディングボードは劣化すると、ヒビ割れや剥がれが発生し、金属系サイディングはサビやヒビ割れが発生します。そのまま放置しておくと建物にも影響が出てくるためリフォームすることになります。

窯業系サイディングや金属系サイディングの場合、ボードの目地のシーリングも劣化しますので、ヒビ割れや剥がれが発生したら打ち直しが必要になります。

 

窯業系サイディングの劣化

劣化が進むと塗替えでは対応できなくなります。張替えになるとリフォーム費用が高くなりますので、ツヤが無くなりチョーキングが出てきたら塗替えを検討しましょう。

 

サイディングのリフォーム方法

サイディングのリフォーム方法は、塗り替えと張替えがあります。塗替えはボードに塗料を塗ることで、張替えはボード自体を新しく張り替えることです。

通常、新築から10年ほどしたら塗替えを行い、3回ぐらい塗り替えを行ったら、次は張替えを行います。しっかり塗り替えを行っている状態でも永久的に張り替えなくて良いというわけではありません。

 

塗料の種類と耐久性

アクリルやウレタンは塗料代が安いですが、耐久性が低いので今はほとんど使われなくなっています。

一般的にはシリコン塗料が良く使われていて、より高い耐久性を求める人はフッ素塗料を使います。他にも、セルフクリーニング機能がある光触媒塗料や、遮・断熱塗料などの特殊塗料があります。