冬場、夏場、梅雨時は外壁塗装工事はやめた方が良い?

一般的な塗料では、昼間の気温が5度を下回る地域や、雨が降っている時は工事が中止になることがあります。

そんなこともあり、冬場や梅雨時は工事に不向きと考える方が多いようです。夏場は塗料が固まらない問題はありませんが、塗装中に窓を閉め切る関係で暑さがきついです。

 

冬場の工事

A社 工事に向いていない時期。地域によっては施工不可だが、気温5度以上なら可能。
B社 温度を守れば大丈夫。地域によって施工不可で、 塗料によっても違うが、気温5度以上になら可能。
C社 工事に向いていない時期。工事可能だが、塗料が固まる氷点下だと施工不可。
D社 結露や霜などの湿気に注意すれば大丈夫。メーカーが推奨する5度以下では施工できない場合が多いが、気温が低くて中止した事はない。施工不良もない。
E社 工事に向いていない時期。工事可能だが、乾きにくいので工期が延びる。氷点下になると厳しい。

冬場で気になるのはやはり気温ですね。最近は寒くても固まる塗料が増えていますが、気温が5度以下になると乾燥に時間がかかるため工期が延びることがあります。

北陸や東北、北海道などで、昼間の気温が5度を下回るような季節は、塗装工事は避けた方が良いと思います。

 

夏場の工事

A社 問題ない。 換気ができなくてお客様が暑苦しくなることがある。
B社 問題ない。
C社 問題ない。 屋根の塗装は、真夏の屋根の温度が70度くらいになり足のゴムが溶けてしまうので、夕方に屋根の塗装を行う。
D社 問題ない。
E社 問題ない。

夏場の問題は換気です。塗装中は基本的に窓が開けられなくなるため、エアコンがない家だと室内はかなり暑い状態になりますので、養生の時に事前にお願いしておけば窓を開けられるようにしてくれます。

真夏の昼間に屋根塗装をするのは難しいですが、それ以外では工事としては特に問題なくできますので、雨が振らなければ冬場のように工期が遅れることはありません。

 

梅雨時の工事

A社 湿度が90%を超える時は向いていないが、それ以外は今の塗料なら大丈夫。
B社 適切な湿度を守れば大丈夫。
C社 塗料の天敵は水分なので、雨が多いので、あまり向かない。但し施工できなくはない。
D社 雨が降らなければ問題ない。
E社 業者によって違うと思うが、向いていないといえば向いていない。

梅雨時の問題は雨です。湿度が85%を超えると塗料が乾燥しにくくなるため、雨が降っている時は基本的に工事は中止になります。

雨が続くと工期が延びますので、6月中旬~7月中旬の梅雨時は避けるユーザーさんも多いです。梅雨の時期は地域によって異なるため、自分の地域が梅雨に入る時期を避けるのが良いでしょう。

外壁塗装工事は、基本的には一年中可能ですが、季節によって工期が延びることがあるので、冬場や梅雨時は、工事期間などを確認しましょう。