外壁塗装後すぐに塗膜が浮いたり剥がれたりした

外壁塗装はシリコン塗料で10~13年、フッ素塗料で15~20年の耐久性と言われていますが、もっと早く3年ほどで塗膜の浮きや剥がれが発生することもあります。

塗装の浮きや剥がれの原因としてはいくつか考えられます。

1.高圧洗浄をしっかり行わなかった
2.下地調整やケレンをしっかり行わなかった
3.下塗りしなかった、下塗りが不適切だった
4.部材と下塗材が合っていなかった
5.下塗材と上塗材が合っていなかった
6.上塗材を薄めすぎた
7.塗料の乾燥時間が不十分だった

いずれも業者の認識不足や手抜き工事の可能性が高いですが、塗料を塗る前の処理がしっかりできていないと、塗膜は浮き上がって劣化する可能性があります。

ハウスメーカーや工務店に塗装工事を依頼する場合、下請けの塗装業者に仕事を流しますので、塗装専門店に直接依頼するよりも金額が上がります。

悪質業者の場合、保証が付いていても、実際にトラブルが発生したら連絡が取れなかったり、補修工事に来てくれないことがあります。

足場をかけずに工事!?

塗装工事の見積もりを取った時に、足場の見積もりが入っていなかったり、サービスになっていることがあります。

平屋建てで足場を架けずに塗装できる場合は良いですが、2階建てであれば足場は必要です。足場が無料サービスになっている場合、はしごのような簡易足場で作業される可能性があります。

足場があることで壁の隅々までしっかり、下地処理や塗装することができます。職人さんの安全性を確保することができ、飛散防止シートをかけることで塗料の飛び散りを防止することもできます。

足場の架設は費用が15万円ほどします。足場無しでできるならそのほうが良いと思うかもしれませんが、足場なしで行った外壁塗装は、すぐに劣化する可能性が高まります。

外壁塗装工事には、基本的に足場が必要になりますので、足場を組まずに工事する業者は怪しいと思った方が良いでしょう。

※例外として隣家との距離が30cm以下の場合、足場が組めない場合がありますが、そういった場合は足場を組まずに塗装工事をする場合があります。