現場調査で外壁や屋根の状態をチェックし見積もりを出す

工事前に必ず現地調査を行います。正確な見積もりを出すために、外壁や屋根の劣化具合を見て見積もります。いい加減な調査だと、問題が発生し工事自体がストップしてしまう場合があります。また、現場調査を営業担当のみで行う場合も、トラブルが発生する可能性が大きいです。

最近はインターネット経由で見積もりを依頼することも多くなっていますが、現地調査せずに本見積もりを出すような業者はやめたほうがいいと思います。

現場調査のポイント

1.隣家との距離など家の周りの環境
2.建物の大きさ、築年数、外装材など
3.外壁や屋根の劣化の状態
4.どの部分の塗装が必要なのか
5.現在使っている塗料の種類、今回どの塗料を使うか
6.塗装面積、劣化箇所の補修の有無

建物自体の状態、家の周辺環境をチェックしなければなりませんので、現場調査は5分、10分で終わるものではありません。

足場が隣家の敷地内に入ってしまう時がある場合は、隣家の住人に許可を得る作業が必要にです。

塗装工事は塗装箇所と塗装面積によって、見積額が全然変わってきますので、工事で塗装が必要な箇所を施主と一緒に考えます。また、外壁や屋根の塗装面積は平米数で出すのが基本ですので、現地調査の時に計測を行います。塗る面積がわからなければ見積もりは出せません。

塗料を選ぶ

ペンキ

塗料によって金額が大きく変わるため、見積もりの前に塗料を選ばなければなりません。一般的に良く使われているのは、アクリルやウレタンよりも耐久性が高いシリコン塗料です。さらに耐久性が高いのがフッ素塗料ですが、シリコンの1.5~2倍の料金になりますので、塗装面積が広い場合にはかなり高額な見積もりになる可能性があります。

最近では、遮熱・断熱塗料や光触媒塗料といった特殊な塗料が選ばれることも増えています。

塗装工事でわからないことがあった時は、現地調査の時に色々と質問してみましょう。工事後のトラブルを回避するためにも質問や相談は大切です。