雨戸・シャッター・雨樋などの鉄部の塗装

塗装箇所の名称

外壁塗装工事では、外壁や屋根の塗装が行われますが、雨戸や雨樋などの付帯部分の塗替えも同時に行います。

鼻隠し、破風、軒天、笠木、雨樋、雨戸、矢切り、霧避け庇などが付帯部分と呼ばれています。

外壁とは違う素材で作られていることが多いですが、基本的な塗り替え方法は同じです。

 

雨戸の塗装

外壁塗装の際に一緒に塗装することが多いのが、雨戸・シャッターです。

雨戸やシャッターをあまり使っていない家の場合、汚れていないこともありますが、外壁が新築のようにピカピカになると少しの汚れが気になります。

雨戸は絶対に塗装した方が良い部分とは言えませんが、それほど塗り替え費用が高くありませんので、外壁塗装のついでにやってしまった方が良いと思います。

スチール雨戸の塗装は、下塗り⇒中塗り⇒上塗りの3回塗りが基本です。

木製の雨戸の場合、劣化がひどいと雨戸の取替になるかもしれません。

 

雨戸の塗装方法

流れ
①高圧洗浄
②ケレン(研磨)
③下塗り ⇒ 乾燥
④中塗り ⇒ 乾燥
⑤上塗り ⇒ 乾燥

木部や鉄部は、下地調整をしっかり行わないと塗膜が剥がれてきます。

下塗り工程では、密着性が高いプライマー、変性エポキシ系錆止め塗料を塗布し、錆びる部材の場合はサビ止めが大切になります。

 

雨樋の塗装

雨樋は材質によっては塗装しないことも多いですが、硬質塩ビ雨樋は破風や鼻隠しと同様に、塗装することもあります。

塗料は耐汚染性、防カビ性に優れたウレタン塗料やシリコン塗料が使われます。

雨樋の塗装も、下塗り⇒中塗り⇒上塗りの3回塗りが基本です。

本来は塗装しなくても良い部分ですが、外壁や屋根の塗装と一緒にやると家全体がキレイになるのでオススメです。

 

雨樋の塗装方法

流れ
①洗浄、ゴミの除去
②下塗り ⇒ 乾燥
③中塗り ⇒ 乾燥
④上塗り ⇒ 乾燥

基本的には外壁や屋根の塗装と同じで、キレイにした後に塗装を行います。雨樋は劣化が激しい場所なので、塗装方法によっては2~3年で塗り替えが必要になります。

付帯部分はウレタン塗料が使われる事も多いですが、耐久性が低いので、金額は上がりますが、高級ウレタンやシリコン塗料で塗装するのが良いです。