サイディングの劣化とリフォーム方法

社員の作業風景その64〜塗装部〜

窯業系サイディングボードは劣化すると、ヒビ割れや剥がれが発生し、金属系サイディングはサビやヒビ割れが発生します。そのままにしておくと劣化が進み、リフォームしなくてはいけなくなります。

窯業系・金属系サイディングの場合、ボードの目地のシーリングも劣化しますので、ヒビ割れや剥がれが発生したら出来るだけ早く打ち直すようにしましょう。

 

窯業系サイディングの劣化

窯業系サイディングがかなり酷く劣化した状態では、塗膜やボードの表面が簡単に剥がれ落ちてしまいます。

劣化が進むと塗替えでは対応できずに、張替えになります。艶が無くなりチョーキングが出てきたら塗替えを早めに検討しましょう。

 

サイディングのリフォーム方法

サイディングのリフォーム方法は、塗り替えと張替えがあります。塗替えはボードに塗料を塗ることで、張替えはボード自体を新しく張り替えることです。

通常、新築から10年ほどしたら塗替えを行い、3回ぐらい塗り替えを行ったら、次は張替えを行います。

 

リフォーム費用

張替え工事の場合、既存のボードを残すカバー工法の方が撤去費用などがかからない関係で、費用が安くなります。

以前のサイディングは、アスベスト(石綿)が含まれていることがあり、健康被害を考えて、カバー工法で行われることが多かったです。

塗替えなどは行わずにシーリングの打替えのみを行う場合もあります。シーリングの打ち替えだけで20万円ほどの費用になりますし、足場が必要な場合はプラス10万円以上になりますので、外壁の塗装と一緒にやってしまった方が良いと思います。

 

塗料の種類と耐久性

アクリルやウレタンは塗料代が安いですが、耐久性が低いので今は使われなくなっています。

一般的にはシリコン塗料が良く使われていて、より高い耐久性を求める人にはフッ素塗料を使います。他にも、セルフクリーニング機能がある光触媒塗料や、遮熱・断熱塗料などの特殊塗料があります。

価格に幅があるのは塗料の種類や業者によって金額が異なるためです。

一口にシリコンと言っても、水性・油性の違い、1液型・2液型の違いなどもあります。