外壁塗装工事の日程と作業内容

外壁塗装工事の日数は、1~2週間かかります。日数に幅があるのは、塗装面積や乾燥時間、職人の数などによって日数が変わってくるためです。

また、雨や雪など天候によって工事が延びる可能性もあるため、長く見て2週間ほどの期間で考えておくのが良いでしょう。

外壁塗装工事の流れ

近隣への挨拶

職人おかりん

塗装工事では、足場を組む時に騒音が出たり、トラックの出入りなどがあります。塗料を使う時に臭いもしますので、近隣への迷惑を考えて、工事が始まる前に挨拶に行きましょう。近所付き合いは今後も続くので、事前の挨拶は大切です。
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足場架設

社員の作業風景その64〜塗装部〜

工事の開始は足場を組む所から始まり、飛散防止シートが掛けられ、周りへ塗料や汚れが飛び散るのを防ぐ効果があります。隣家との距離が30cm以下の場合、足場が組めないことや距離が近くて隣の敷地内に足場が入ってしまう場合もあります。
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高圧洗浄

高圧洗浄

足場が組み上がったら壁・屋根の高圧洗浄を行います。汚れと共に苔やカビ、藻なども落とします。通常の水洗いでは落とせない汚れまで落とせます。高圧洗浄の作業はとても大切なので時間をかけてきれいにします。
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養生

養生

高圧洗浄が終わったら養生を行います。養生シートの貼り方がいい加減だと、塗料が飛散る可能性があり、シートが真っ直ぐに貼れていないと、窓際などの塗装部分がガタガタになってしまいます。
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下地調整

職人57

 

下地調整とは、外壁のヒビ割れや剥がれ、ふくれなどを処理することです。ヒビ割れは、シーリングで埋めたり、Vカットしてモルタルで埋めます。下地調整がしっかり行われていないと、塗装してもすぐに劣化してきます。
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下塗り

下塗り・中塗り・上塗り

下地調整が完了したら塗装です。下塗りは、外壁材を保護する役割や、上塗材と壁を密着させる役割があります。下塗りなしに上塗材を塗ると耐久性が落ち劣化が早まります
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中塗り

下塗り・中塗り・上塗り

下塗りが終わり乾燥が済んだら中塗りに入ります。施主が選んだ塗料で塗っていきます。上塗材は2回塗るのが基本で、1回目の塗りのことを中塗りと言います。中塗りと上塗りは同じ作業ですが、上塗材を2回塗ることで、強い塗膜を作ることができます。
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上塗り

下塗り・中塗り・上塗り

中塗りが終わり乾燥が済んだら上塗りに入ります。中塗りで使用した塗料を同じ塗料で塗っていきます。塗り残しを防止する意味で、業者によっては中塗りと上塗りの塗料の色を変えることもあります。
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養生はがし

上塗りが済み乾燥が済んだら塗装工事は完了ですので、養生を剥がします。養生していた部分に塗料が付いていないかをチェックします。テープの貼り方がいい加減だと、窓際などの塗装面がガタガタになります。剥がす作業は経験が浅い職人でもできます。
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仕上がり確認

養生シートを剥がし終わり、塗装の作業工程は全て終了ですが、足場を解体する前に塗り残し等を確認します。塗りムラがあったり塗り残しがあった場合には、塗り直しを依頼します。
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足場解体

最終チェックに問題がなければ、足場にかけていた飛散防止シートを外し足場を解体します。足場を組んだ時と同様に音が出ます。作業時間は数時間~半日で終わります。
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引き渡し

足場を外したら工事完了で、引き渡しが行われ、全ての工程が終了します。外壁塗装の工事期間は1~2週間です。その間は多少暮らしにくくなりますが、意外とあっという間に終わってしまいます。工事完了後に代金の支払を行うのが一般的です。