塗装にも資格がある?一級塗装技能士とは?

職人おかりん

外壁塗装は資格がなくてもできる仕事ですが、最近は資格を持っている職人さんが増えてきています。

経験を積んでいる人であれば、資格のありなしと工事の出来栄えに関係はありませんが、資格を持っている人でなおかつ経験豊富な人だと安心ですよね。

塗装の資格は、「塗装技能士」があります。一級塗装技能士を持っている職人さんとなると、知識と経験がある人ということになります。

 

塗装の資格

塗装技能士資格の試験では、「木工塗装作業」、「建築塗装作業」、「金属塗装作業」、「噴霧塗装作業」、「鋼橋塗装作業」に分かれています。

塗装技能士は、特級、1級、2級、3級とありますが、上位になるほど受験資格が厳しくなります。

  • 特級・・・1級合格後、実務経験5年以上
  • 1級・・・実務経験7年以上
  • 2級・・・実務経験2年以上
  • 3級・・・実務経験6ヶ月以上

1級試験を受けるのに実務経験が7年必要で、特級試験を受けるのに1級を取得してから5年かかりますので、最低でも12年の実務経験がないと特級は取得できません。

試験に合格するためには、実技試験と学科試験の両方をクリアしなければいけませんので、この資格を持っている人は実技も伴っている人です。

3級は比較的簡単に取得できますが、1級は経験がある人でも知識がなければ取得することができません。ただ、1級試験の合格率は50%ほどと高く、経験者であればそれほど難易度の高い試験ではありません。

一級塗装技能士資格を持っている人は、実務経験が7年以上ということです。それだけの期間塗装業を続けられた人ですので、経験があり信頼度も高いです。

 

その他の資格

他にも「有機溶剤作業主任者」や、「足場作業主任者」は塗装業者さんは持っていることが多いです。

有機溶剤作業主任者は、有機溶剤による身体的な被害防止の指揮・監督を行う立場の人です。

足場作業主任者は、正確には足場の組立て等作業主任者と呼ばれる資格で、つり足場や張出し足場、高さが5m以上の足場の組立て、解体などを行う際に労働災害の防止などを行う人のことです。