外壁塗装の養生作業の大切さ~塗料が飛ばないように~

足場・養生

養生とは、塗料が飛んだり垂れたりして建物を汚さないように、サッシや窓などをビニールで覆うことです。

養生の出来によって、建物自体の仕上がりは変わりませんが、外壁を塗り替えてキレイになったはずなのに、なぜか雑に見える時は、養生がいい加減な業者かもしれません。

養生テープを真っ直ぐに貼ることで、境界部分の塗装が真っ直ぐになるかガタガタになるかが決まります。境界がガタガタになっていると美しく見えません。後から直すこともできますが、手間になります。

テープを真っ直ぐ貼れば良いだけなので簡単に思うかもしれませんが、壁はデコボコしていますので、思っているよりも難しいです。職人さんによって出来が変わってくる部分です。

 

養生流れ

流れ
①窓枠に沿ってテープを貼る
②テープにシートを貼り付ける
③再度窓枠にそってテープを貼る

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きっちり養生する塗装業者

養生

養生する場所は、窓、サッシ、玄関、車など、塗装する部分の周辺にある物が中心ですが、業者によっても養生範囲が異なります。

なお、養生がしっかりできておらず、大事な部分に塗料が飛んでしまった場合は、専用の溶剤を使って落とすことになります。

 

塗装工事中は窓が開けられない?

養生することで窓サッシに塗料が飛ぶことが防げますが、窓が塞がれることで、塗装工事中は窓が開けられなくなります。

塗装工事は、「下塗り」→「中塗り」→「上塗り」の3回塗りが基本で、それぞれの塗りの後に乾燥の時間も入りますので、数日間は窓が開けられなくなります。

塗装期間は基本的に窓を閉めきり、場合によっては雨戸も閉めますので、夏場は息苦しさを感じることもあります。

ただ、養生の仕方によっては、わずかながらも空気を通せるやり方もありますので、密閉空間が気になる方は、塗装業者に相談したほうが良いでしょう。

 

車は大丈夫?

塗料が飛ばないように、車には専用の養生シートが掛けられます。車を覆うように専用のカバーが掛けられますので、塗料が飛んでも大丈夫です。

外出する時にはカバーを外して車を出すことができます。カバーの取り外しは簡単ですので、外出に困ることもありません。

新車を買ったばかりなどで、カバーを掛けても気になる方は、工事期間中は別の場所に止めておくのが良いかもしれません。駐車場を借りるとお金がかかりますが、離れた場所に止めれば塗料で汚れることはありません。

外壁塗装の工事期間は1~2週間ありますので、この間は多少生活が不便になるかもしれません。工事のあとは新築のようにキレイになった家が見られますので、それまでの我慢です。