ベランダの防水工事~FRP防水とウレタン防水~

職人7

ベランダやバルコニーは、太陽光や雨風を受けることで劣化します。劣化を放置していると雨漏りの原因になりますので注意して下さい。

ベランダに水たまりができたり、劣化症状が発生している場合は、早めにリフォームしましょう。

ベランダの防水工事は外壁塗装と一緒に行われる事が多いですが、塗替えではなく、防水材を使った防水工事を行うのが一般的です。

ベランダの防水方法は、FRP防水、ウレタン防水、ゴムシート防水、塩化ビニルシート防水、アスファルト防水などがあります。

 

防水工事の工法

一般住宅では、FRP防水やウレタン防水が良く行われています。

防水の種類 特徴
FRP防水 ガラス繊維をポリエステル系の樹脂液でベランダ床面に塗りつける工法。FRPは硬く耐久性に優れている。
ウレタン防水 粘性の液状防水材をベランダ面に刷毛やローラーで塗り重ねていく工法。ウレタンは弾性があり柔らかい。
ゴムシート防水 ゴムのシート材を接着材でベランダ床面に貼り付ける工法。価格が安い
塩化ビニルシート防水 塩ビ製ののシート材を接着材で貼り付ける工法。色のバリエーションが豊富。
アスファルト防水 アスファルトを流し込み防水層を何層も作る工法。最近は駐車場やマンションなどの広い面積の防水でしか使われていない。

 

FRP防水

FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水工法です。

出来上がった防水層は継ぎ目のないシームレスな構造になっています。

 

ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り付けて、塗布した材料が化学反応して固まる(硬化する)と、ゴム状で弾性のある一体性のある防水膜が出来上がります。

液体状の材料を使って現場で仕上げる工法なので、複雑な形状をした場所でも継ぎ目のない完全な防水膜を加工できます。