外壁塗装の見積書の見方・チェックポイント

相見積り

塗装工事を依頼する時は、複数の塗装業者から見積もりを取り相場を調べますが、業者によって見積書の書き方が違うため、慣れるまでは戸惑ってしまうと思います。

塗装工事の見積もりに書かれていること

ポイント
1.足場代
2.養生(飛散防止ネット・メッシュシート)
3.外壁塗装(高圧洗浄・養生・下地調整・下塗り・中塗り・上塗り)
4.屋根塗装(高圧洗浄・養生・下地調整・下塗り・中塗り・上塗り)
5.付帯塗装(雨樋、雨戸、軒天など)
6.ベランダ防水(必要に応じて)
7.サイディングのシーリング打ち替え
8.保証がある場合は保証年数
これが塗装工事の見積書の基本的な項目です。

下塗りがシーラー、下地調整工事が高圧洗浄や養生、補修として記載されることがあります。

全ての業者が同じ仕様の見積書を書いてくれるとありがたいのですが、同じ内容でも全然違う工事のように書かれたりします。なので、金額だけを見るのではなく、どんな工事か、塗料は何が使われているのか等細かい部分まで確認しましょう。また、不明な点がある場合は、その都度、業者に聞いて知識として知っておきましょう。

見積書のチェックポイント

ポイント
1.塗装すべき箇所が全て含まれているか
2.外壁、屋根は3回塗りになっているか
3.使う塗料の名称が書かれているか
4.施工範囲(面積・数量)が明確になっているか
5.金額が高すぎないか、安すぎないか

細かい部分ならサービスでやってもらえるかもしれませんが、基本的に見積書に書かれていないことはやってくれません。

外壁や屋根はもちろんですが、雨樋や軒天などの付帯塗装の漏れもチェックします。エアコンの室外機やホースなどの塗装も希望する場合は、見積もりの段階で伝えておきましょう。

最近は、使う塗料のメーカーと名称を記載するのが一般的になっているのですが、「シリコン」や「フッ素」などとグレードのみが書かれている場合は注意が必要になります。通常、どのメーカーのどの塗料を使うのかは事前に確認しておきます。

また、外壁や屋根で使う塗料だけではなく、木部や鉄部の塗料も確認しますが、メイン以外はグレードの低い塗料を使う業者もあります。基本的にはメイン部分と同じグレードの塗料にしておけば、一緒に塗替えることが出来ます。

書かれている内容に間違いがないかを確認した上で、最後に金額を確認します。同じ工事内容なら安い方が良いですが、安すぎる所は手抜き工事をする可能性もあるので出来るだけ避けた方が良いでしょう。