外壁リフォームの見積書・契約書を作成してもらう

塗装業者に見積もりをしてもらい、納得が行く代金であれば業者に工事を依頼しますが、その際に契約書にサインするのが一般的です。

小さな塗装業者だと契約書を用意していない場合もありますが、最近は、見積書・請求書・契約書の3点を用意しているはずです。

見積書や契約書に書かれていないことは行われませんので、口頭で「付帯部の塗装をサービスにします」「10年の保証を付けます」などと言われた場合には、必ず書面に書いてもらうようにしましょう。

契約書に必要な項目

ポイント
1.工事名、工事場所、契約日
2.工事期間
3.請負金額(契約金額)
4.署名、捺印
5.支払い条件
6.保証期間

リフォーム工事は、施主と業者との請負契約になりますので、後で欠陥が見つかった時には、業者側に瑕疵担保責任が発生します。

契約書を貰っておかないと、後でトラブルになった時に大変ですので、重要な事は全て書面で残してもらいましょう。

契約する時の注意点

外壁塗装を含めたリフォーム工事を依頼する場合は、契約する前にかならず以下の3点の確認を行ってください。

ポイント
1.工事内容と見積金額の確認
2.保証の有無、期間の確認
3.支払い条件の確認
 

見積書の確認

請負契約では見積書や契約書に書かれている物が全てですので、良くわからない項目が含まれていたり、必要な項目が抜けている場合には、契約前に必ず確認するようにしましょう。また、見積り書に塗料の記載があるかも確認しましょう。

一式となっている工事が多かったり、一式の金額が大きい場合には、金額を水増ししている可能性があります。一式はどんな工事かをしっかり確認しましょう。

保証期間

保証は業者によって付く場合と付かない場合がありますが、付く場合には必ず保証期間を書面に書いてもらいます。外壁と屋根、付帯部では保証期間が異なるのが一般的です。

保証が付かない場合でも、民法上、引き渡しから1年間は業者に瑕疵担保責任がありますので、欠陥が見つかった時はすぐに業者に補修などを依頼しましょう。

支払い条件

外壁塗装では、工事代金の支払い方法は、工事完了後に全額支払うか、工事着工前に半分、工事後に半分支払うのが一般的です。

工事着工前に全額を支払うのは変なので、理由なく工事前に全額請求された時は注意しましょう。訪問販売で契約した場合、契約から8日以内であればクーリングオフで契約を解除することができます。

外壁リフォームは悪徳業者も多いので、少しでも怪しいと感じた時は、誰かに相談するようにしましょう。手抜き工事が行われたり、法外な金額を請求されたり、お金だけ取って工事自体が行われないこともあります。