水性塗料と油性塗料はどちらが長持ちする?

ペンキ

塗料には、「水性塗料」と「油性塗料」があります。

水性よりも油性の方が強いイメージを持っている人も多いと思いますが、最近では水性塗料も進化していて耐久性も上がっています。

油性塗料はシンナーの臭いがしますので、臭いが気になる方は水性の方が良いかもしれません。

以前は、油性塗料が使われることが多かったですが、現在は臭いや安全性を考慮して、水性塗料が使われる事も多いです。

水性と油性が使われる割合は半々ぐらいで、屋根や付帯部は油性が使われる事が多いです。また、東北や北海道などの寒い地域では、油性塗料の方が良く使われています。

 

水性塗料と油性塗料を比較

水性油性塗料

  水性塗料 油性塗料
臭い あまりない ある
耐久性 油性より多少短い 水性より長い
光沢 あまりない ある
価格 油性より安い 水性より高い
乾燥 気温が低いと遅くなる 気温が低くても大丈夫

耐久性は、基本的には油性塗料の方が長いですが、最近の水性塗料は耐久性が伸びてきており、油性塗料にも負けないくらい耐久性があります。

価格については、一般的には水性塗料の方が安いですが、油性並みに耐久性が高い水性塗料の場合、油性塗料よりも高いものがあります。

水性塗料の場合、冬場の気温が低い時には乾燥が遅くなりますが、天気が良くて陽が高いうちに塗装すれば大丈夫です。

油性塗料は乾燥が早く、気温が低くても大丈夫ですが、気温5度以下の時や湿度85%以上の時は塗装できません。

 

どちらの塗料を選べば良いの?

油性塗料の方が長持ちするから油性の方が良いという話を聞いたことがある人も多いと思いますが、現在は水性塗料も油性と同等の耐久性になっています。

臭いの問題や環境面、安全性を考慮して、全国的に見ると、水性塗料が使われることも多いですが、必ずしもどちらかでなければいけないということはありません。

水性塗料の耐久性が上がっているとは言っても、油性塗料の方が耐久性は高いので、特にこだわりがなければ油性で良いと思います。臭いが気になる場合は水性が良いでしょう。

また、寒い地域では油性塗料が使われることも多いので、施工する塗装業者さんに相談するのよさそうです。