コロニアル屋根の塗装の流れとヒビ割れの補修
スレート瓦は太陽光や雨風を受けることで少しずつ劣化していき、苔や藻が生えたり、錆びた付いたり、ヒビ割れが発生したりします。
スレート瓦は軽量で薄く割れやすいので、アンテナ修理などで屋根に登った時に割れてしまうこともあります。ヒビ割れは雨漏りの原因になりますので、補修しなければなりません。
スレートのヒビ割れ
スレートのヒビ割れは、新築時に釘を打った時、アンテナや太陽光発電システムの修理などで屋根に登った時に割れやすいです。
劣化して弱っていると少しの力が加わっただけで割れてしまうこともあります。縁の板金と接する部分は少しスレートが浮いていますので、その部分に体重をかけると簡単に割れてしまいます。
スレートにヒビ割れが発生した場合、シーリング材やセメントで割れを補修するか、新しいスレート瓦と交換します。
屋根塗装を行うと必ず数枚はスレートが割れているのを見つけますが、しっかり下地補修しておかないと塗装してもすぐにヒビ割れが発生してしまいます。
鉄部からのサビが移る
スレート瓦自体が錆びることはありませんが、尾根部分の鉄部のサビが屋根に移ってしまうこともあります。
この場合、高圧洗浄でサビや汚れをしっかり洗い流し塗装を行いますが、板金部分もケレンしてサビ止めを塗った後に塗装します。
屋根塗装しないとどうなる?
劣化が進んでいるにもかかわらずそのままにしていると、スレートの反り返り、浮き、ヒビ割れなどが発生します。
コケや藻が生えたぐらいでは特に問題無いと考えるかもしれませんが、コケや藻が生えている部分は、水気を含んでおり、紫外線を浴びたり、乾燥と濡れを繰り返すことで、その部分がどんどん弱ってきます。
力が加わらないと割れることは珍しいですが、台風などの暴風雨の時に物が飛んできたり、鳥が直撃したり、大きなヒョウが飛んでくることで割れてしまうことがあります。弱っているスレートは思っている以上に脆いです。
ヒビ割れや破損が発生すると雨漏りの原因になります。雨漏りは建物全体を腐食させる原因になりますので注意しましょう。