外壁塗装中に車や他の家に塗料が付着した

足場・養生

外壁塗装工事を行う時は、最初に足場を組み、飛散防止シートを掛けます。足場は職人の安全性を高め、作業効率を上げ、良い仕上がりにする目的だけではなく、シートを掛けて養生する意味も兼ねています。

窓なども養生シートを掛けますので、外壁以外の大事な部分に塗料が飛散る可能性は低いです。車には取り外しが可能な専用の養生シートを掛けます。

塗る予定がない部分に塗料が飛んだ場合の対処法

・剥離剤で塗膜を剥がす
・ガソリンで落とす
・塗膜を削って落とす
・高圧洗浄で落とす

意図せぬ部分に塗料が飛んでしまった場合は、剥離剤で塗膜を剥がすのが一般的です。塗料が付着した部材によっても処置の方法が異なりますので、対処法は業者に任せたほうが良いでしょう。

車には養生シートを掛けますので、高価なものに塗料が付く可能性は低いですが、家の周りに大事な物を置いている人は注意しましょう。通常は、塗装工事が始まる前に、業者から物を動かして欲しいと言われるはずですが、もし、塗装箇所以外に塗料が付いてしまった時は、その場で業者に言ったほうが良いでしょう。

塗料の飛び散りに対する保険

万が一、隣の家や車などに塗料が飛び散ってしまった場合や、足場で建物を傷つけてしまった場合には、「請負業者賠償責任保険」があります。

ほとんどの塗装業者は、請負業者賠償責任保険(工事賠償責任保険)に加入しています。この保険は、通行人の衣服を汚してしまった時などにも使えます。

念のため、契約の段階で、工事を依頼する業者が保険に入っているのかを確認した方が良いでしょう。塗料が少し飛び散ったぐらいであればまだ良いですが、隣家との距離が近い場合には、足場で隣の家の建物を傷つけてしまい、高額な損害賠償問題に発展する可能性があります。