銅板屋根の劣化症状~色あせ・サビ・浮き・穴~
金属系の屋根材としては、トタン、 ガルバリウム鋼板、銅板などがあり、最近はガルバリウム鋼板が主流です。銅板は耐久性が高いのが特徴です。
錆びにくい金属として昔から使われているのが銅板です。銅は緑青(ろくしょう)が出て、緑色に変色すると長期間メンテナンスせずに使い続けることができます。
一般住宅の屋根全体が銅板になっていることは稀ですが、瓦屋根の下地に銅版が使われていることは多く、瓦屋根の谷の部分の銅板が錆びるなどの症状が見られることがあります。玄関部分の屋根のみ銅板という家もありますね。
耐用年数が50年以上とも言われており、基本的には塗替えが不要とも言われますが、銅板が接する素材との組み合わせ次第の面があり、一般住宅の屋根で銅板が使われる場合は、定期的に塗り替えを行うこともあります。
銅板屋根の劣化症状
注意 |
・色あせ、色落ち |
・サビ |
・浮き |
・穴 |
銅板はメンテナンス不要とも言われますが、サビが出た場合には補修や塗替えをしておかないと、劣化が進み穴が開くことがあります。
屋根に穴が開くと雨漏りの原因になりますので、そこまで劣化が進む前にリフォームしたほうが良いでしょう。
銅板屋根の施工
耐久性は高いですがその分、施工費も高くなってしまいますので、あまり一般住宅で銅板屋根は使われていません。注文住宅で自分で屋根材を選ぶ機会がある場合は、耐久性が高い粘土瓦やガルバリウム鋼板にするのが良いと思います。