サイディングの種類～窯業系・金属系・木質系・樹脂系～

サイディングの種類～窯業系・金属系・木質系・樹脂系～

一般住宅の外壁は、サイディング、ALC、モルタル、タイルなどに分けることができますが、サイディングはさらに4つに分類することができます。

窯業系、金属系、木質系、樹脂系の4つで、最も利用されているのは窯業系サイディングです。

樹脂系サイディングを除いた3つのサイディングは塗装されていますので、塗替えが必要になります。

サイディングが登場した頃は、塗り替え不要と説明されることもありましたが、最近は塗り替えが必要だと知っている人の方が多いと思います。

劣化したまま放置しておくと、ヒビ割れや剥がれなどが発生します。サイディングボードを繋ぐシーリングも痩せやヒビ割れなどが発生しますので、定期的に打ち直しが必要になります。

 

サイディングの種類と特徴

種類	特徴
窯業系	原料はセメント。繊維質の木片や無機物を混ぜて成形。最も多く使われている。防火性、耐震性、遮音性に優れている。
金属系	ガルバリウム、アルミニウム、ステンレス、銅、鉄などの金属で作られている。ヒビ割れや紫外線に強い。レンガや石積み風のデザインもある。
木質系	天然木に装飾を施したもの。断熱性が高い。メンテナンス費用がかかる。
樹脂系	原料は塩化ビニル樹脂。耐久性や耐候性に優れている。劣化や変色がほとんどない。

窯業系、金属系、樹脂系のサイディングは10～15年おきに塗替えが必要になります。30～40年経ったら塗替えだけでは厳しくなるため、張り替えるのが一般的です。

樹脂サイディングは、塗替えが不要でシーリングも使っていなため、メンテナンス不要で30年ほどの耐用年数になります。