外壁塗装の塗り方は刷毛・ローラー・スプレーの3種類

外壁塗装で使われる塗り方（工法）は、「刷毛」、「ローラー」、「スプレー(吹き付け)」の3つの種類があります。

一般的にはローラー塗りが多いですが、ローラーじゃ入らない細かい部分は刷毛を使ったり、素材によってはスプレーでの吹き付け塗装が行われます。外壁や屋根の塗装でスプレーが使われる場合もあります。

ローラー塗りであれば自分でできそうな気がするかもしれませんが、失敗すると余計な費用がかかりますので、やはりプロの塗装業者に依頼するのが良いでしょう。

ローラー塗り

最も一般的な外壁塗装の塗り方です。屋根でもローラー塗りが行われることが多いです。

ローラーの素材は、羊などの動物の毛や合成繊維です。

一度に塗膜を厚くすることができ、職人の腕の差が出にくいので、職人になりたての人でも、比較的簡単にキレイに塗ることができます。

荒い面の塗装は、長毛タイプのローラーが使われ、平坦な面の塗装は、短毛タイプのローラーが使われます。中毛タイプは壁を選ばない万能ローラーです。

外壁塗装は3回塗りが基本で、「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」と塗っていきますが、全てローラーで行われます。

昔ながらの塗り方が刷毛塗りです。

刷毛の素材は、馬や豚、羊などの動物の毛やナイロン繊維です。

最近は刷毛で外壁全体を塗ることはありませんが、ローラーで塗りにくい細かい部分や塗り残しは、刷毛が使われます。

刷毛塗りは職人による力の差が出やすく、刷毛塗りで均等にキレイに塗るには熟練の技術がいります。

スプレー塗装は、塗料を圧力で霧状にして噴出するものです。スプレー塗装は音が出る事や、塗料が周りに飛び散るため、注意しなければなりません。

空気の力で噴出させるエアースプレーと、圧力の力で噴出させるエアレススプレーがあり、エアレススプレーが主流です。

車や飛行機、船舶などの塗装はスプレー塗装で行われます。

車の塗装を自分でやった事がある人ならわかると思いますが、素人が簡単にキレイにできるものではありません。

塗装面に近づいてスプレーするとムラになりやすいため、少し離れて塗装しなければならず、距離が取れない場所には向きません。

通常の外壁でスプレー塗装が選ばれることはないと思いますが、塗装業者によってはスプレーを得意とする場合もあります。