デザインサイディングも塗装が必要?
家の壁は、パネルを繋ぎ合わせるサイディングと、モルタルの塗り壁がありますが、最近の家はサイディングが多いです。
新築時にサイディングボードを塗装してありますが、経年劣化で塗膜が剥がれてくるため、定期的に塗り替える必要があります。
また、サイディングボードの繋ぎ目は、シーリングが充填されており、シーリングの割れや痩せが発生した場合には充填し直さなければなりません。
サイディングの劣化症状
例 |
・ヒビ割れ(クラック) |
・ボードの破損 |
・チョーキング |
・シーリングのヒビ割れ、痩せ |
サイディングボードのヒビ割れは、繋ぎ目のシーリング付近で良く見られます。塗装を行う場合は、ヒビ割れは補修してから塗装します。
ボードに強い圧力がかかった場合、ボードが割れて破損することもあります。大きな破損の場合、ボードの張替えをしなければなりません。
チョーキングというのは、外壁材を保護している塗装(塗膜)が劣化して顔料が浮き出ている状態です。手で触ると白く色が付きます。塗膜による保護機能が失われている状態なので、塗装が必要です。
ボード自体が劣化していなくても、シーリングがヒビ割れや痩せている場合には、シーリングを充填し直します。
サイディングの塗装をしないとどうなる?
サイディングが劣化しているのにそのままにしていると、防水や防カビ、防汚などの機能が無くなります。
壁のツヤがなくなり、汚れ放題で、カビやコケなどが生えてきます。ヒビ割れや破損が発生すると、そこから雨水が浸水し、建物内部に水が入り込み、木部の腐食なども考えられます。
塗装の種類にもよりますが、外壁や屋根は10~15年ごとに塗替えをすることで、良い状態が保てます。建て替えずに長く済むのであれば、最低でも年に1回は壁の状態を確認しましょう。
直射日光を受ける屋根の方が壁よりも劣化が早いので、壁の塗替えをする時は屋根の塗り替えもしたほうが良いでしょう。同じ塗料を使うか、屋根の方が耐久性のある塗料を使うことで、次回の塗替えも同じ時期になります。