木部の下地調整と塗装~破風板・鼻隠し・雨戸~
破風や鼻隠し、軒天、雨戸などは木で作られていることがありますが、木部の塗装も外壁塗装と一緒に行います。
破風も鼻隠しも同じ部分を指していますが、その違いは雨樋があるかないかです。
木部は塗り替えてもすぐに剥がれてくる部分なので、高級弾性ウレタン塗料やシリコン塗料を使うことで耐久性を伸ばすことができます。
木部の塗装
木部の塗装も外壁や屋根と同じように、下地調整を行った後に下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りを行います。
木部の下地調整では、弱っている部分の塗膜をケレンすることで塗膜の密着性を上げ、塗装した塗膜を剥がれにくくします。
下地調整の後は下塗りをします。木部専用の下塗材を使うことで、木部を保護し上塗材との密着度を高めます。
下塗り後は、上塗材で中塗り、上塗りの合計3回行います。中塗りと上塗りは同じ塗料を使いますが、上塗材を2回塗ることで、頑丈な塗膜を作ります。
木部の痛みは、太陽が当たる南側と影になる北側では、劣化の具合が大きく異なります。紫外線の影響で劣化が激しい木部は、4回~5回塗りしないとキレイに仕上がらないことがあります。
それぞれ家の作りが違う
最近の住宅は、破風板がむき出しになっておらず、カバーがしてあるのが一般的だと思います。
破風板というのは、屋根瓦の下や屋根内部に吹き込む風を防止する板のことです。
屋根は、粘土瓦の場合基本的にリフォームは不要ですが、他の材料の場合は、塗替えや葺き替えが必要になります。
外壁については、モルタルでもサイディングでもリフォームが必要です。サイディングの場合は、ボードの繋ぎ目のシーリングの打ち替えも必要になります。