塗装費用の内訳:仮設工事費・塗装工事費・諸経費など
DIYで塗装した場合には、塗料代や道具代のみの費用で済みますが、塗装業者に依頼する場合は、塗料代や人件費の他にも色々な費用がかかってきます。
見積もりを取ってみたら思った以上に工事費が高かったという方も多いのかもしれませんが、業者に依頼すると以下の費用がかかります。
塗装工事の内訳
項目 | 内容 |
---|---|
仮設工事費 | 足場、飛散防止シート、養生、人件費 |
塗装工事費 | 外壁塗装、屋根塗装、付帯塗装、高圧洗浄、下地調整、塗料代、人件費 |
コーキング工事費 | サイディングボードの場合は目地のコーキング打ち替え、人件費 |
その他諸経費 | 廃材、廃塗料の処理費用 |
広告費 | ホームページ、チラシ、TVCMなど |
利益 | 塗装業者の利益 |
合計 | 仮設工事費+塗装工事費+コーキング工事費その他諸経費+広告費+利益 |
工事代金を節約したいのであれば、ハウスメーカーや工務店などではなく塗装専門業者に直接工事を依頼するのが良いでしょう。その際にも、複数の業者から見積もりを取って優良業者を見つけてください。
プロと素人の塗装の違い
外壁塗装を業者に依頼せずに自分でやってしまう人が、全体の1~2%います。元々塗装業を営んでいた人もいますが、全くの素人がDIYで塗装しているのも見かけます。やろうと思えば自分でできないこともありません。
ローラー塗りはそれほど腕の差が出ませんが、プロと素人では工事の完成度が全然違うため、工事後の見た目や耐久性に大きな違いが出てきます。塗装工事はただ塗料を塗れば良いというものではないのです。
知識や経験の差
素人が自分でやる場合、ネットで情報を集めて塗装すると思いますが、ネットで得られる情報だけでは満足の行く塗装ができないかもしれません。
塗装業者には長年の工事で培った知識と経験があります。色々な工事に携わることで得られる経験や、最新の技術があるのは大きいです。
特にトラブルが発生した時に大きな差が出ます。DIYで塗装したものの失敗してしまい、その後塗装業者に依頼するケースもあります。この場合の費用は、高額になります。
足場・養生の差
塗装業者に依頼する場合、足場や飛散防止シートを架設します。足場を架けずにハシゴで塗装できないこともないですが、足場があることで安全性が保たれ、飛散防止シートもかけられます。
DIY塗装で足場をかけることはできませんので、危険度が増し、塗料が飛び散ります。養生も適当にやるでしょうから、意図しない部分に塗料が付着することもあります。
下地調整の差
壁や屋根を高圧洗浄したあとに、下地の状態を見て下地調整を行います。下地調整がいい加減だと、塗料を塗っても耐久性が下がり、劣化が早いです。