サイディングやALCパネルの劣化サインと塗り替え

社員の作業風景その93〜塗装部〜

最近の家の外壁は、サイディングやALCパネルが使われることが多いです。

サイディングは窯業系や金属系が主流で、いずれの外壁も塗り替えが必要になります。

外壁塗装を行うタイミングは、劣化具合にもよりますが、新築または前回の塗替えから10年ぐらいが目安になります。

10~15年の間に塗替えを行う人が多いですが、塗り替えの時に使う塗料によっても耐用年数が変わってきます。

 

サイディングやALCパネルの劣化症状

症状 原因など リフォーム方法
色あせ 紫外線、雨風など。 高圧洗浄後に塗り替え。
チョーキング 塗料の顔料が浮き出ている状態。 高圧洗浄後に塗り替え。
藻・カビの発生 湿気のこもりやすい北側の壁で起こりやすい。 高圧洗浄後に塗り替え。バイオ高圧洗浄がおすすめ。
ヒビ割れ・破損 経年劣化。サイディングでヒビ割れや破損が出るのは、かなり劣化が進んだ状態。 高圧洗浄後に下地を補修し、塗り替え。
塗膜の浮き・剥がれ 経年劣化。前回の塗装に問題があったか、かなり劣化が進んだ状態。 高圧洗浄後に旧塗膜の剥離や下地を補修し、塗り替え。
シーリングの亀裂 経年劣化。サイディングは10年もするとヒビ割れが出てくる。 シーリングの打替えまたは打ち増し。

色あせやチョーキングの症状が出てきた段階では、まだ塗り替えを行わない人が多いですが、これらは外壁が劣化してきている合図なので塗り替えを検討したほうが良いです。

また、ヒビ割れや塗膜の浮き・剥がれの症状が出ていると、雨水が建物内に浸水する可能性があります。

サイディングの場合、シーリングの劣化もしっかりチェックしなければなりません。外壁塗装の時に一緒に打ち替えるのが一般的ですが、シーリングのみ劣化が激しい場合は、先に打ち替えても良いでしょう。

 

サイディングやALCパネルの塗り替え

外壁塗装工事の日数は、1~2週間かかります。日数に幅があるのは、塗装面積や乾燥時間、職人の数などによって日数が変わってくるためです。

また、雨や雪など天候によって工事が延びる可能性もあるため、長く見て2週間ほどの期間で考えておくのが良いでしょう。