サイディング外壁のメリット・デメリット
住宅の壁の種類は複数ありますが、現在はサイディングが主流となっています。
外壁の種類 | 特徴 |
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サイディング | 窯業系、金属系、木質系、樹脂系がある。窯業系サイディングが最も多く、次に金属系サイディング。どのような建物にも合わせることができるので、現在主流の外壁材。 |
ALCパネル | 軽量気泡コンクリートと呼ばれる軽石のような外壁材。3階建て以上の建物やマンションで良く使われる外壁材だが、最近は2階建ての一般住宅でも使われる。 |
モルタル | 砂、セメント、水を混ぜた材料。昔の家はモルタル壁が多かった。工程が複雑でコストが高く、亀裂が発生しやすいため、今はあまり利用されていない。 |
この中で、塗り替え工事が多いのは、モルタルとサイディングです。
これから住宅を建てる人で、外壁材を選ぶ場合には、サイディングを選んでおけば間違いはないでしょう。3階建ての家であればALCパネルでも良いと思います。
モルタル壁はあまり人気がありませんが、モルタルの塗り方によって色々なデザインが作れます。
サイディングのメリット・デメリット
サイディングにも色々な種類があります。素材によって良し悪しが変わってきますが、ここでは一例として、最も利用されている窯業系サイディングのメリット・デメリットを挙げます
メリット |
・耐火性・耐久性に優れている |
・工場生産のため品質が安定している |
・タイル調、石張り調、木目調等のバリエーションが豊富 |
・扱いやすく施工しやすい |
モルタル壁の場合、経年劣化でヒビ割れが発生しやすいです。しかし、窯業サイディングは、クラック(ヒビ割れ)が入ることはあまりありません。
ただ、窯業サイディングは熱が溜まりやすく、真夏に直射日光を浴びる壁面は、表面温度が60度を超えることがあります。
デメリット |
・熱を吸収しやすい |
・塗膜がなくなると水を吸収する |
・シーリングの劣化も発生する |
原料はセメントなので、施工から5~7年もすると、表面の防水性能が落ち、塗膜が剥がれ水を吸収します。
経年劣化により、艶が無くなり色褪せてきます。
塗膜の剥がれが発生する前に塗り替えをオススメします。
サイディングボードの繋ぎ目にはシーリング材が充填されています。シーリングも経年劣化により、痩せやヒビ割れが発生し、隙間が出来ます。そこから雨水が侵入し、カビや苔、腐食の原因になります。
サイディングの塗り替え
サイディングは、窯業、金属、木質の場合は塗替えが必要です。窯業サイディングの場合、10年が塗り替えの目安になり、塗替えと同時にシーリングも打ち替えます。
外壁塗装の費用は、外壁の面積、使う塗料の種類、塗装業者などによって変わりますが、屋根塗装も含めて100万円前後になることが多いです。
単価は業者によってかなり差があります。
塗装を依頼する時には、複数の業者から見積もりを取った方が良いでしょう。