屋根塗装の寿命は?何年ぐらい持つの?
屋根の寿命は使っている屋根材や塗料などによって変わってくるため、何年で寿命というのは難しいですが、屋根材によって塗替えの目安があります。
屋根の状態を確認するのは難しいのですが、下から見上げたり、2階部分から1階の屋根を見たり、お隣さんの家から見せてもらったりして、表面の変色、サビ、塗膜の剥がれなどを確認します。
雨漏りがしてきたら・・・
屋根は10年おきに塗り替えたほうが良いとも言われますが、塗料や屋根材によっては20年経っても特に問題がないこともあります。しかし、屋根の状態が悪くなると、雨漏りの原因となります。
雨漏りは始めのうちは屋根裏部分が濡れるだけなので、気づかないこともありますが、台風や大雨が降った時に、天井が濡れていたり、天井から水がポタポタ垂れてくるようだと危険です。
雨漏りが始まってからでは遅いので、普段から定期的に屋根をチェックしてあげましょう。
スレート屋根のリフォームでは、既存の屋根材を残したままその上から新たな屋根材を葺く「カバー工法」というリフォーム方法もあります。
屋根の塗り替え時期
屋根の場合、塗替えと葺き替え(張替え)がありますが、塗装ができるのは表面と下地材があまり傷んでいない場合です。
スレート、金属、アスファルトシングルなど表面が平らな屋根材で塗替えが行われます。
屋根材 | 早期塗替目安 |
---|---|
スレート系 | 7~8年 |
スレート系 (ガルバニウム鋼板) |
6~7年 |
セメント系 | 7~8年 |
粘度系 | 目安なし |
金属系 | 3~4年 |
スレートは、カラーベストと呼ばれることがあります。
屋根の塗料
屋根塗料にもいくつか種類があり、塗料によって次回の塗り替え時期が変わってきます。シリコン、フッ素、ガイナが代表的な塗料です。
シリコンは最も主流の塗料で、耐久年数は10年ほどです。フッ素は高価ですが耐久年数が15年と長く光沢がありキレイに仕上がります。
ガイナは断熱、防音、防臭に優れた塗料で、耐久年数も15年と長いのが特長です。冷暖房効率を高めるため電気代の節約にもなります。
屋根塗装が出来ない場合
注意 |
・屋根下地が割れている |
・屋根下地が腐食している |
・数カ所で雨漏りが発生 |
・スレート屋根材にタワミが発生 |
これらの症状が出ている時は、屋根塗装をしてもすぐにダメになってしまうので、塗替えではなく葺き替えになります。
外壁も屋根もそうですが、悪くなる前にリフォームしていくのが基本です。屋根や外壁は、家の外側を守る重要な部分です。最低1年に1回、状態をチェックしておきましょう。