屋根材の種類と耐久性~塗替えやリフォーム方法~
一般住宅で使われている屋根材にはいくつかの種類があり、屋根材によってリフォーム方法が変わってきます。
スレートやトタン、ガルバリウム鋼板などの屋根は定期的に塗替えが必要になります。
屋根は太陽光や雨風を直接受ける場所であるため、外壁よりも早く劣化していきます。
屋根材の種類と耐久性
屋根の種類 | 特徴 | 塗装目安 |
---|---|---|
粘土瓦 | 日本瓦、和瓦、いぶし瓦とも呼ばれている一般的な屋根材。耐用年数は30~40年。 | 不要 |
スレート | コロニアルやカラーベストなどの商品名で呼ばれる一般的な屋根材。耐用年数は20~30年。 | 10年 |
トタン | 安価な屋根材で最もメンテナンス費用がかかる。耐用年数は10~20年 | 5年 |
ガルバリウム鋼板 | 一般的に良く使われている屋根材。重ね葺きでも使われる。耐用年数は10~20年 | 10年 |
銅板 | 神社仏閣などで昔から使われている高耐久性の屋根材。耐用年数は40~50年。 | 必要に応じて |
屋根のリフォーム方法
・塗り替え |
・葺き替え |
・重ね葺き |
・葺き直し |
屋根のリフォーム方法は大きく分けるとこの4つになります。
塗り替え
屋根の塗り替えは、スレート瓦やトタン屋根、ガルバリウム鋼板の屋根で必要になります。
使われる塗料によって耐用年数が変わってきますが、コストパフォーマンスに優れたシリコン塗料や、耐久性が高いフッ素塗料が一般的です。最近は、遮熱・断熱塗料が使われることも多くなっています。
葺き替えと重ね葺き
屋根の劣化が激しい場合や、前回のリフォームで塗替えを行った場合は、屋根の葺き替えや重ね葺き(カバー工法)を行うのが一般的です。
葺き直し
葺き直しとは、日本瓦の屋根で、既存の瓦を一度撤去し、下地工事を行い、撤去した瓦を載せ直す工法です。
瓦自体の劣化が少なく、下地部分が劣化している時に使われる方法です。