ガルバリウム鋼板屋根の劣化症状~色あせ・サビ~

金属屋根の代表的な屋根材がガルバリウム鋼板です。ガルバリウムとは、アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキ銅板のことです。

アルミと亜鉛で鉄を守り耐久性や耐火性に優れた屋根材です。ガルバリウムは、粘土瓦と同じように耐久性が高く、基本的には塗替えが不要ですので、トータルコストを抑えたい方は、ガルバリウム鋼板の屋根がオススメです。

また、金属なので屋根表面温度が上昇しやすいことで、屋内の気温が上がりやすいというデメリットがあります。

また、雨音がうるさいと感じる人もいます。それはトタン屋根にも言えることですが、温度と音の問題がガルバのデメリットです。

 

ガルバリウム鋼板屋根の劣化症状

注意
・色褪せ、色落ち
・サビ
・屋根材の浮き

ガルバリウム鋼板は、耐久性が高いので、屋根リフォームを行う多くの家でガルバリウムが使われています。

耐用年数が30~40年と言われており、塗替えが不要という意見もあります。ガルバの塗替えについては、塗装業者によっても意見が分かれる所で、塗り替え不要派と、20年ほどで塗り替えた方が良いという意見もあります。

同じ金属系の屋根ですが、耐久性や塗り替えの事を考慮すると、トタン屋根とは全く異なる素材と言えます。カバー工法も行えますので、リフォーム費用を抑えることもできます。

 

瓦屋根からガルバにリフォームする場合の注意点

最近は和風の家でもガルバ屋根を使ってリフォームすることが多くなっています。

ただ、注意しなければならないのが、ガルバは瓦屋根よりも熱伝導率が高いため、建物に熱を伝えやすくなります。瓦をガルバに変更したら、夏場の2階が灼熱地獄になったというケースもあります。

瓦屋根をガルバに葺き替える場合は、建物の断熱を確認しましょう。また、ガルバに遮断熱塗料を塗ることで、屋根表面温度の上昇を抑えることができます。