アスファルトシングルの特徴と塗り替え・リフォーム方法

「アスファルトシングル」は、北米で100年以上も前に考案された屋根材で、アメリカの住宅屋根においては最も多く使われている屋根材です。

日本でも一般的に使われるようになった屋根材で、軽量で加工しやすくどのような屋根形状にも対応できます。アスファルトシングルの原料はガラス繊維です。

 

アスファルトシングル屋根の特徴

特徴
・価格が安い
・施工しやすい
・防水性、耐震性に優れている
・カラーバリエーションが豊富
・耐火性に劣っている
・耐久性が低い

重さは瓦の5分の1ほどで、施工方法は接着剤で貼り付ける方法と、釘で打ち付ける方法があります。

 

アスファルトシングルの塗り替え

流れ
1.高圧洗浄
2.下地調整
3.下塗り
4.中塗り
5.上塗り

アスファルトシングルの塗り替えは、スレートやガルバリウム鋼板などの塗り替えと基本的に変わりません。

塗装の際に、スレートと同じように縁切りが必要になることがあります。屋根材に反りが発生している場合は、雨漏りの原因になるため、補修したり一部を張り替える必要があります。

アスファルトシングルの塗り替えでは、溶剤系塗料は使われず水性塗料を使います。油性塗料だと、アスファルトの成分が溶剤によって溶け出してしまう危険性があるからです。

 

アスファルトシングルの葺き替え

  1. 下葺き材を貼る。
  2. 必要なら、破風・鼻隠しを取り付ける。
  3. ルーフィングの上に、シングルを貼る目安のラインを、チョークラインで墨打ちする。
  4. 水切りを取り付ける。
  5. アスファルトシングルを必要な枚数、カットする。
  6. アスファルトシングルの裏面に接着剤を塗る。
  7. 軒先にスターターを貼る。その上に重ねて1段目のアスファルトシングルを貼る。
  8. 以下、2段目、3段目と貼り進める。
  9. 棟部分を貼りおさめる。