外壁目地のシーリング補修

 サイディング壁は、繋ぎ目をシーリング材で充填していますが、経年劣化による劣化でシーリング材がヒビ割れたり、痩せて縮んでいきます。

シーリング比較

左がひび割れた状態で、右がシーリングをした状態です。

シーリングにヒビが入ってもすぐに問題が発生するわけではありませんが、放置してしまうと雨漏りなどの原因になります。

 

シーリングの補修

Vカット工法

 外壁塗装をDIYでするのは難しいですが、シーリングの補修は自分でやってしまう人も多いです。シーリング材(コーキング)はホームセンター等でも売られています。 キッチンやお風呂などの補修をDIYでやる人は多いですが、外壁のシーリング補修は、思っているより難しいのでプロに任せた方が良いと思います。
 簡単に出来そうと思うかもしれませんが、やり方を間違ってしまうと、そこから浸水してきます。建物内部に水が入ると木部の腐食の原因になってしまいます。

 

建物を良い状態で長く保つために

建て替えを考えている家であれば外壁塗装やシーリング補修も必要ありませんが、今後数十年住む予定の家であれば、定期的に家をメンテナンスする必要があります。
お風呂やトイレ、キッチンなどは気にかける人が多いですが、外壁や屋根は普段あまり目にしないため、問題が発生していても放置してしまう人が多いです。
特に2階、3階部分の屋根は、下から確認することが困難なため、劣化が進んでいても雨漏りが発生するまで気づかないことも多いです。

 

塗装の耐久性

外壁や屋根の塗装の耐久性は、使う塗料の種類によって大きく変わってきます。

塗料 耐久性
アクリル 6~7年
ウレタン 8~10年
シリコン 13~14年
フッ素 15~20年

一般的な家ではシリコンがよく使われます。

シリコンの場合、15年もすると寿命ですので、塗替えが必要になってきます。劣化の進行度合いは、住んでいる地域の気候や太陽光の当たり方等によっても変わってきます。

屋根は直射日光を浴びるので、外壁よりも早く劣化します。なので、壁は大丈夫でも屋根にヒビ割れや反りなどが発生していることもあるので注意が必要です。