屋根・シャッター・雨戸などを吹き付け塗装で塗り替える
外壁塗装の塗料の塗り方にはいくつか種類がありますが、
例 |
①ローラー塗装 |
②刷毛塗装 |
③吹き付け塗装(スプレー) |
吹き付け塗装は、建築、木材、鉄骨、車両、船舶など色々な場面で使われています。車の塗装風景をイメージするとわかりやすいと思います。
外壁塗装ではローラー塗りが一般的で、ローラーでは塗りにくい部分は刷毛で塗りますが、形が複雑な部材を塗る時には、吹き付け塗装することもあります。
塗料を吹き付けるためには専用の機械(スプレーガン)が必要になりますが、ノズルの形によって噴射される塗料の粒子の大きさを変えることができます。
吹き付け塗装
外壁塗装でも吹き付け塗装が行われることがありますが、シャッターや雨戸、屋根などの複雑な形をした部分や鉄分の塗装で使われることが多いです。
高圧洗浄や下地調整(ケレン)までは、ローラー塗装と工程は同じです。キレイになった所で塗料を吹き付けていきます。
吹き付け塗装のメリット・デメリット
吹き付け塗装には、「エアスプレー」と「エアレススプレー」があります。エアーレススプレーは、空気を使わないスプレーのことで、塗料に圧力を加えて小さな穴から出すことで、細かい粒子を作ります。
吹付け塗装のメリット(エアレススプレー)
メリット |
・塗料の吐出し量が多く作業効率が良い |
・高粘度の塗料が使える |
・飛び散りが少ない |
吹付け塗装のデメリット(エアレススプレー)
デメリット |
・粒子が荒い |
・小さい物の塗装には向いていない |
吹付け塗装のメリット(エアスプレー)
メリット |
・作業効率が良い |
・時間をかけず塗装できる |
・設備費用があまりかからない |
吹付け塗装のデメリット(エアスプレー)
デメリット |
・塗料が飛散る |
・塗料を薄めるため一回あたりの塗膜が薄くなる |
ローラー1回分の厚さを出すためには、スプレーで2、3回塗装しなければなりません。
吹付け塗装は、塗料の飛散範囲が広いので、塗装前の養生もしっかり行わなければなりません。
ローラー塗りでは作り出せない模様や柄が作れるメリットがありますが、目的がある場合を除き、外壁ではローラー塗りが良いでしょう。