外壁塗装工事で足場を組むメリットと必要性
外壁塗装工事を行う際には、始めに足場を組み、飛散防止シートをかけます。足場を組まずに作業することもできますが、基本的には足場が必要となります。
職人は、高圧洗浄、養生、下地処理、塗装などの作業で工事現場を行ったり来たりしますので、足場がないと作業の効率が悪くなります。
足場を組むメリット
ポイント |
1.安全性が確保できる |
2.作業効率が上がる |
3.仕上がりが良くなる |
4.塗料の飛び散りを防止できる |
足場を組む一番のメリットは、職人の安全性が確保でき作業効率が上がることです。足場がないとどうしても作業が雑になってしまいます。
また、足場には飛散防止シートが掛けられますので、汚れや塗料などが飛び散るのを防止することが可能なので、トラブルを未然に防ぐことに繋がります。
足場を組むデメリット
ポイント |
1.費用がかかる |
2.音が出る |
足場を組むデメリットは費用がかかることと音が出ることです。足場代は10~15万円ほどかかりますので、塗装工事の費用の1~2割は足場代で取られることになります。
隣家との距離が近い場合
隣家との距離が近く、通常の足場が組めない場合は、「単管足場」と呼ばれる細い足場を使うことがありますが、一般的に隣家との距離が30cm以上ないと足場が組めないと言われています。
経験豊富な塗装業者であれば、色々な環境で塗装工事を行っていますので、ほとんどの家に対応してくれますが、隣家との距離が近すぎることに限り、塗装できないこともあります。
無足場工法による塗装
マンションやビルの塗装では、足場を組まずに塗装する「無足場工法」の工事も増えています。
無足場工法の場合、屋上に器具を設置して、ロープやゴンドラを吊るし浮いた状態で塗装していきます。窓ふきなどでそのような光景を見たことがある人も多いと思います。
足場代がかからないので、かなりの節約になりますが、職人の技術差が大きくなるため、人件費も施工者のレベルによって変わります。
足場がないぶん作業性が落ち、工期が延びる可能性があります。工期が延びれば費用も増すので、無足場工法によってどれだけ費用が節約できるのかを確認しておきましょう。
一般住宅の塗装工事で、無足場工法を謳っている業者の中には怪しい業者も多いですが、総合的に見ると高い見積もりになっていることがあります。