家の壁にカビが生えた場合の対処法は?
屋根や壁は雨風に晒されますので、カビや藻が生えてくることがあります。
通常、カビや藻が発生しても建物の内部まで侵食することはありませんが、見た目が綺麗ではありません。
ヒビ割れが発生した所にカビや藻が生えてくると、建物の内部に侵食する可能性があります。
カビや藻が生える原因
雨水やホコリにはカビが栄養源とする成分が溶け込んでいます。
カビは微量の栄養で繁殖し、乾燥にも強いため、雨風が当たる屋根や壁は、カビが発生しやすい場所と言えます。
カビが繁殖するためには栄養源が必要ですが、藻は光合成で繁殖しますので、光と水が当たる場所であればどんどん増えていきます。
カビや藻が発生する前に、定期的に壁を水洗いしていれば、だいぶ発生を抑えられますが、屋根の掃除は難しいと思います。
カビが発生した場合、カビをこすって落としても目に見えない小さな隙間に入り込んでいるため、すぐにまた繁殖していきます。薬剤で殺す方法もありますが、跡が残ります。
高圧洗浄でカビや藻、汚れが落ちる
高圧洗浄機はホームセンター等で売っていますので、外壁にカビや藻が発生した時は、洗い流すのが良いでしょう。
通常の水洗いやこすり洗いでは、カビや藻をキレイに洗い流すのは難しいです。高圧洗浄機は1万円ぐらいで売られていますので、自分でやっても良いと思います。
ただ、同時に塗装工事をするのであれば、高圧洗浄もプロに任せたほうが良いでしょう。塗装工事を依頼する場合、始めに高圧洗浄で壁や屋根の汚れやカビを洗い流します。
カビが発生した壁の完璧な処理
カビが発生しにくい防カビ効果が高い塗料で外壁や屋根を塗装するのが良いですが、すでにカビが発生している場合は、塗装する前の下地処理が重要になってきます。
手順 |
1.漂白、1次殺菌 |
2.洗浄 |
3.殺菌処理 |
4.塗装 |
1次殺菌で、次亜塩素酸ソーダ水溶液を使い、その液体をキレイに洗い流し、防藻・防カビ処理液で殺菌処理し、防カビ効果が高い塗料を塗れば、かなり良い状態の壁になります。
ここまでやる必要はないのかもしれませんが、カビや藻が気になる人は、完璧な処理をしても良いと思います。