安い外壁塗装業者の見つけ方
外壁塗装の費用は、総額で100万円前後になることが多く、安い買い物ではありません。塗替えは10~15年おきに必要になるため、トータルコストではかなりの金額になります。
できるだけ工事を安く済ませたい所ですが、金額だけを見て業者を選ぶと、手抜き工事をする悪徳業者に依頼してしまう可能性もあるので注意が必要です。
相見積もりを取る
相場を知るという意味も含め、安くて良い塗装業者を見つけるためには、「相見積もり」を取りましょう。
相見積もりというのは、複数の業者から見積もりを取ることです。相見積もりを嫌がる業者は悪徳業者の可能性があります。優良業者であれば、逆に他の業者と比較してウチの良さをわかって欲しいと考えるものです。
自分で知っている塗装業者がいくつかある人は、そこに見積もりを依頼をしても良いですが、特に知っている業者がない人は、一括見積もりサービスを利用するのが良いかもしれません。
見積もりのチェックポイント
複数の業者から見積もりを取ったら、見積もりを比較して決めることになりますが、見積もりを見ただけでも優良業者がわかります。
ポイント |
1.塗装すべき箇所が全て含まれているか |
2.外壁、屋根は3回塗りになっているか |
3.使う塗料の名称が書かれているか |
4.施工範囲(面積・数量)が明確になっているか |
5.金額が高すぎないか、安すぎないか |
最低限、この5つの項目はチェックするようにしましょう。
最近はホームページを持っている業者が多いので、ホームページで公開されている施工例やお客様の声などを確認するのも大切です。
良い見積書の条件
ポイント |
1.工事代金の総額が大きく書かれている |
2.見積もりの明細が細かく書かれている |
3.使用材料の名称が書かれている |
4.使用材料の数量が書かれている |
5.付帯塗装の単位が㎡やmで書かれている |
6.保証期間が書かれている |
金額が大きく書かれていて、見積もりの明細は細かく書かれているのが良い見積書の最低条件です。使う塗料や材料の名称はもちろんですが、付帯塗装やサービス、保証期間なども全て書かれているとさらに安心です。
保証はある場合とない場合がありますが、保証がつくと言われた時は、見積書や契約書に保証範囲や保証期間に関する記載があるかをチェックしましょう。
塗料のグレードを選ぶ
外壁塗装で使われる塗料には、大きく分けて4つのグレードがあります。
グレードが高くなるほど、耐用年数やコストが上がります。
最も選ばれているのがシリコン塗料で、耐用年数やコストパフォーマンスが高く人気です。
フッ素塗料は耐用年数が高いですが価格も高くなるので、予算に余裕がある人が選ぶ塗料です。個人的にはフッ素がオススメですが、シリコンほど使われていません。
光触媒塗料や遮熱・断熱塗料は特殊な塗料で、金額も高くなるためあまり利用するご家庭は少ないですが、最近は少しずつ遮熱・断熱塗料を使う家は増えてきています。
どの塗料がいいの?
初心者の方が自分で塗料を選ぶのは難しいと思いますので、塗装業者に良さそうな塗料をいくつかピックアップしてもらうのが良いと思います。
シリコン塗料でもシリコンの含有量が5%ほどの耐久性が低い塗料もありますので、値段だけで選ばないように注意しましょう。
塗料選びは塗料の種類よりも色で失敗することが多いです。カラーサンプルで見た時と実際に家に塗った時で印象が違うことがあります。