木部・鉄部の付帯塗装部分が先に痛んでしまった

外壁塗装工事では、外壁と屋根が主な塗装範囲になりますが、その他にも塗装が必要な所はありますし、施主からお願いされて塗装することもあります。

塗装箇所の名称

外壁塗装では、建物の付帯部と呼ばれる部分の塗装も行われます。

破風や鼻隠し、軒天などは塗装部分に入っていると思います。雨戸、雨樋なども一緒に塗装することが多い部分ですが、付帯部の塗装を行うかは施主の判断で決められます。

特に雨戸や雨樋などは塗装しなくても建物自体に大きな影響はなく、高圧洗浄で汚れをキレイに落とすだけで済ませる場合もあります。

塗装業者はリフォーム業者との繋がりもありますので、リフォーム業者を紹介してもらうこともできます。

付帯部が先に劣化してしまう原因

外壁塗装トラブルで多いのが、外壁よりも付帯部が先に傷んでしまうものです。付帯塗装をお願いする場合でも、使われる塗料が外壁や屋根と違うアクリルやウレタンだと、先に劣化する可能性が高いです。

シリコン塗料の耐用年数は10~13年で、ウレタン塗料の耐用年数は8~10年ですので、ウレタンで塗った場所は先に劣化します。

塗料のグレードによって価格が変わりますので、なるべく安く済ませようとして付帯塗装の塗料のグレードを下げるのですが、付帯部だけ先に傷んでしまい、塗装業者に相談が寄せられることがあります。

付帯塗装で使われる塗料の量はそれほど多くありませんので、できれば外壁や屋根と同じ塗料を使いたいですね。シリコン塗料を使っておけば間違いはないでしょう。外壁や屋根でフッ素塗料を使う場合に、付帯塗装はシリコンにする形でも良いと思います。

わからないことは工事に入る前に業者に質問する

外壁塗装はわからないことが多いので、業者に任せっきりにせずに、わからないことがあった時は事前に確認しておきましょう。

優良業者であれば塗料の特徴や工事の仕方などを細かく説明してくれると思いますが、説明されてもわからないと思い込みしっかり話を聞かない人も多いです。しかし、自分の家の工事なのですから、どんな工事なのか、どんな塗料が使われるのかぐらいは把握しておきましょう。

塗装工事のトラブルは業者に問題がある場合が多いですが、施主側の知識が無かったことや業者に丸投げすることで発生するものも少なからずあります。