塗床とは
塗り床とは、床下地のコンクリートを保護する目的で床を塗装する工事のことを言います。
衝撃や熱、薬品、水、摩擦など、床面は常に過酷な環境の中にあります。そのため、外壁などに使用している塗料ではすぐに劣化してしまいます。現場に応じた塗床材、方法で施工を行う必要があるのです。
塗床の特性
塗床は、下地のコンクリートを保護する目的で施工されますが、現場によって求められる性能は異なります。
塗床材にも種類は多数あり、大まかに有機系と無機系の2種類に分類されます。有機系は防水性、耐薬品性などの特性が挙げられ、無機系は耐火性、耐衝撃性などの特性が挙げられます。
それぞれ特性が全く異なりますので、現場に応じた材料をご提案いたします。
施工手順
1.下地処理
床の下地処理を行います。コンクリート脆弱部、既設床材、汚れなどは接着不良の原因となります。ライナックスを用いて斫り・研磨します。ひび割れなどが発生していた場合は修繕を施します。
2.プライマー塗布
床材の密着性を最大にするため、専用のプライマーを塗布します
3.下塗り
コテを用いて床材を塗り拡げていきます。このとき凹凸を平らにしていきます。
4.上塗り
下塗りの翌日、床の均一さを確認・修繕し、上塗りを打ち継ぎの出ないように流し仕上げます。
5.完成
数時間で歩行可能となりますが、状態を確認したあとお入りください。