こんにちは!😆

先週まで半袖で過ごせる天気だったのに、急に冷えてきましたね・・・。まだ2ヶ月と少しありますが、冬が近づいてきて今年の終わりもだんだん近づいてきてるのを感じます。

今日は塗料の選ぶときの考え方について話したいと思います。

40年、50年のトータルコストで塗料を選ぶ

外壁や屋根の塗装をする時に、工事はまとめてやった方が良いとされるのは、トータルでかかってくる費用が安くなるためです。
外壁、屋根、付帯部分を分けて塗装するご家庭がありますが、これでは1回の工事にかかる費用は少なくてもトータルでは大きな出費になっています。
外壁と屋根で耐用年数の異なる塗料を使うと、次回の塗装時期が変わってくるため良くありません。(屋根の方が耐久性が落ちるので、屋根はフッ素、外壁はシリコンのような形はOK)
新築を購入して10〜15年で外壁リフォームが必要になってきますが、使う塗料によって次のリフォームの時期が変わってきます。安い塗料は耐久性が低いので、次の工事までの間隔が短くなります。

 

塗料の耐用年数

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アクリルは5〜8年、ウレタンは8〜10年、シリコンは10〜15年、フッ素は15〜20年で、近年使用され始めた無機塗料が20年以上の耐用年数です。
アクリルやウレタンは耐用性が低いので、最近は一般住宅の塗料としてはあまり使われなくなっています。
塗料のグレードが上がるほど費用が高くなりますが、耐久年数も上がります。1回の工事費用を抑えるために、グレードが低い塗料を使う人もいますが、次回の塗装までの期間が短くなるため、トータルでは損をしている可能性があります。
一般的に使われているシリコンであれば、次回の塗装は12〜15年後に行われることが多いです。フッ素であれば18〜20年ぐらいは持ちますので、5年以上の差が出てきます。

 

まとめ

耐久年数をシリコンが10年、フッ素が20年とした場合に、50年間で行われる塗装工事のトータルコストを考えます。
フッ素の方が1回の工事代金は高くなりますが、長期間で見た時のトータルコストでは、安くなるかもしれません。
しかし、実際にはシリコンでも15年ぐらい塗装しない家も多く、フッ素との差が5年ぐらいになることもありますので、これほど明確な差は出ない可能性がありますが、塗料を選ぶ時には耐久性を考えなければなりません。
屋根が日本瓦の場合、基本的にはメンテナンスフリーですので、外壁塗装の代金のみで大丈夫です。カラーベストやコロニアルなどのスレート屋根の場合は、塗装が必要です。
足場代、高圧洗浄は使う塗料に関係なくかかってくる費用ですので、工事の回数が少ないほど費用が節約できます。塗装工事は1回の工事代金だけでなく、40年、50年という長い期間で考えましょう。