アクリル塗料の特徴・単価・耐久性
アクリル塗料は安いので工事費が安くなりますが、現在は一般住宅の塗装ではほとんど使われていません。
耐久性が高くコストパフォーマンスに優れたシリコン塗料が登場してからは、アクリル塗料やウレタン塗料が使われなくなりました。
外壁塗装や屋根塗装で使われる塗料は、大きく4つに分類されます。
この中で最も安く耐久性が低いのがアクリルです。耐用年数は5〜8年とされており、アクリルを使うと5年おきに塗り替えが必要になってきます。
単価は塗料の種類や業者によっても変わります。
アクリル塗料が使われるケース
例 |
①10年以内に建て替えすることが決まっている |
②5年おきに家の色を変えたい |
建て替えが決まっている状態であれば塗り替えせずにいた方が良い気もしますが、10年後に建て替えを予定している人が、最もやすいアクリル塗料で最後の塗り替えをするケースもあります。
また、家の色を頻繁に変えたい人がアクリルを選ぶケースがあります。時々、「あの家は頻繁に色が変わってるなぁ」と思う家がありますが、頻繁に色を変えたい人は、あえて耐久性が低く安い塗料を選ぶこともあります。
①のケースでは、塗り替えをせずに10年待つ方が多く、2のケースは普通の家には当てはまりせんので、基本的にはアクリル塗料は使われません。
20年持つピュアアクリル塗料
アクリル塗料の耐用年数は5〜8年ですが、アステックペイントのピュアアクリルは20年持つと言われるアクリル塗料です。
遮熱効果がある「EC-2000F-IR」、「IRグロス」、「アーマフレックス」などのピュアアクリル塗料が販売されています。
そもそもアクリルという成分は耐久性が高く20年ほどの耐用年数になりますが、通常のアクリル塗料には不純物が含まれるため耐久性落ちます。
ピュアアクリルは独自技術で不純物を排除した純粋なアクリル塗料なので耐久性が長くなっています。
ただし、ピュアアクリルは通常のアクリル塗料よりも高くなりますので、安い塗料で20年持つわけではありません。特殊なアクリル塗料です。