粘土瓦の特徴と塗り替え・リフォーム方法

日本瓦、和瓦、いぶし瓦、粘土瓦、陶器瓦など色々な呼び方がありますが、耐久性が高く人気があるのが、粘土瓦です。粘土を焼き固めて作られた瓦で、一般的に「瓦」と言った場合、粘土瓦のことを指します。

粘土瓦は昔から使われてきた屋根材で、耐久性が高く基本的には塗装が不要なので、今でも人気があります。

粘土瓦

これが粘土瓦の写真です。最近は洋風の建物にあう瓦も増えています。

粘土瓦とセメント瓦は、見分けが付きにくいかもしれません。セメント瓦はスレートなどと同じで塗料が塗ってあり、塗り替えが必要になります。劣化が進むと表面の塗膜が剥がれてきます。

 

粘土瓦の特徴

・耐久性が非常に高い
・耐火性、防水性、防音性に優れている
・熱遮断性が高い

粘土瓦の特長は何と言っても耐久性が高いことです。耐用年数は30~40年と言われており、基本的に塗装も必要ありません。

スレート、ガルバリウム鋼板、セメント瓦などは10~15年で塗り替えなければいけませんので、長期的なコストで考えると粘土瓦がお勧めです。

瓦と聞くと古臭い家をイメージするかもしれませんが、上薬が塗られている陶器瓦は、形やカラーバリエーションが豊富で、色々な家に合わせることができます。洋風住宅でも陶器瓦が使われています。

粘土瓦はスレートやガルバリウム鋼板と比べ重く建物に負担を与えます。そのため瓦の前に下地が痛むことがあり、瓦は大丈夫でも下地の修理が必要になることもあります。

 

日本瓦→ガルバリウム鋼板への葺き替え

粘土瓦は塗替えが不要と言われていますが、耐久性を上げるために塗装する業者もあります。

粘土瓦用の塗料として、大同塗料のマイルドいぶしや、オリエンタル塗料工業のいぶしコートなどが販売されています。

塗装工程は他の屋根材と同じで、高圧洗浄の後に下地処理を行い、塗装を行います。