スレート屋根の特徴と塗り替え・リフォーム方法

スレート屋根は、数十年前から使われている今でも主流の屋根材です。スレート瓦と呼ばれることもありますが、商品名のコロニアルやカラーベストと呼ばれることも多いです。

スレート屋根は、下地となる板の上に防水シートを張り、その上に屋根材を敷き詰めて施工します。敷く際に屋根材を釘で打ち付けますが、この時にスレートが割れてしまうことがあります。

スレート屋根のリフォームは、塗り替えと葺き替えがありますが、10~15年で塗替えをして、20~30年で葺き替え(カバー工法)を行うのが理想的なリフォームサイクルです。

 

スレート屋根の特徴

・耐久性が高い
・耐火性、耐熱性に優れている
・一般的な瓦と比べ安価
・カラーバリエーションが豊富

 

スレートの種類

スレートの種類 特徴
無石綿スレート アスベスト問題による健康被害が言われるようになってから開発されたスレート。セメントにパルプやビニロンを混ぜて作られている。現在使われている多くが無石綿スレート
セメント系スレート 主材料がセメントのスレート。無石綿スレートよりもセメントの含有量が多い。表面が着色されている。コロニアルやカラーベストなど。
石綿スレート セメントとアスベストを混ぜて作られたスレート。アスベスト問題が表面化してからは作られていない。2000年以前の古いスレートは要注意。
天然スレート 天然石を使用した高級スレート。味のあるデザインが特徴。

 

スレート屋根のリフォーム

スレート屋根のリフォーム方法は、塗り替えと葺き替えがあり、新築から10~15年で塗替えを行うのが一般的です。

前回塗替えを行った場合や、新築から20~30年経過してから初めてのリフォームを行う場合、葺き替えを行うことが多いです。屋根の状態が良ければ2回連続で塗り替えにすることもできますが、劣化の状態を見て判断することになります。