家の外壁にヒビ割れが起こる原因は？

家の壁にヒビ割れが発生したことで、外壁塗装を検討する人も多いです。ヒビ割れが起こると、そこから水が侵入してきて、建物を侵食します。

そのままにしておくと、木が腐食したり金属が錆びたりする可能性があります。ヒビ割れが発生する前に塗り替えるのがベストですが、ヒビ割れを見つけた時にはすぐに対処したいですね。

屋根や外壁は太陽の直射日光を浴びたり、雨風に晒されますので徐々に劣化していきます。

劣化の症状として、白い粉が出るチョーキングや、変色、汚れ、カビ・コケ、剥がれ、ヒビ割れなどがありますが、経年劣化とは別の原因でヒビ割れが起こることもあります。

外壁にヒビ割れが起こる原因

外壁のヒビ割れのことを「クラック」と言いますが、クラックは主に4つの種類に分けられます。

また、サイディング壁もクラックが起こる可能性があります。

ヒビ割れの種類	特徴・原因
ヘアクラック	髪の毛のような細く短いヒビ割れ。経年劣化、塗装作業の不備、硬質塗膜の塗装。
乾燥クラック	幅が狭い長いヒビ割れ。モルタルの乾燥過程で、水分蒸発などにより収縮しヒビ割れが発生。
構造クラック	幅が広めの長いヒビ割れ。建物の構造的な欠陥、凍結と融解の繰り返しなどで発生。
縁切れによるクラック	塗装の境界面などに発生する一直線のヒビ割れ。塗装作業の中断や、一部を塗装した場合、やり直した場合などに塗装面の繋ぎ目でヒビ割れが発生する
サイディングのクラック	サイディングにヒビが入ったり割れる。芯の木材の伸縮やねじれ、サイディングと木材の伸縮率の違い、サイディングの反り返りなどで発生。

サイディングボードは、モルタルよりもクラックが起こる可能性は低いですが、定期的な塗替えは必要です。

ボードの繋ぎ目のシーリングがヒビ割れたり、痩せて縮んだ場合にもシーリングの充填が必要になります。