塗装前の下地調整のやり方と重要性

シーリング比較

外壁塗装工事で、仕上がりを左右するのが「下地調整」です。高圧洗浄や養生とともに仕上がりを左右する大事な要素です。また、下地補修や下地処理とも言われています。

下地調整とは、下塗りを行う前に、外壁の汚れを落としたり、ヒビ割れや損傷部分を補修することです。下地調整することで仕上がりが美しくなるだけでなく、雨水の侵入を防止します。

下地調整には、旧塗膜を剥がす作業や、鉄部などを研磨するケレンと呼ばれる作業も含まれます。

 

モルタル壁のクラックと修繕方法

サイディングにクラック(ヒビ割れ)が発生することはあまりありませんが、モルタル壁の場合、クラックが見られることが多いです。

クラックの修繕方法は、クラックの深さによってやり方が変わってきます。

クラックの種類 修繕方法
ヘアークラック 0.2~0.3mm以下の細いクラック。髪の毛のようにみえることからヘアークラックと呼ばれる。経年劣化により起こるヒビ割れ。
ヘアークラックは、弾性フィラーのような弾力がある下塗材をクラックの中に刷り込むことで対処できるため、下地補修の際には何もしなくて大丈夫。
構造クラック 0.3mm以上、または深さ0.5mm以上の大きなクラック。構造クラックは放置すると建物の強度にも影響を与えるため危険。
構造クラックの修繕方法は、クラックの大きさによって変わる。0.3~0.7mm未満は、シーリング材で埋める。0.7mm以上のクラックはV字カットして、プライマーを塗布しシーリング剤で埋める。

 

V字補修の流れ

Vカット工法

 

流れ
①シーリングを奥まで充填するためV字カット
②シーリングを密着させるためにプライマーで下塗り
③シーリング材の充填
④モルタルで補修

シーリング材を充填して終わる場合と、その上からモルタルを塗る場合があります。業者によっても多少やり方が違いますし、上塗りの塗料の種類によっても変わる場合があります。

モルタル壁の塗替えを行う場合、大小さまざなクラックが発生している場合が多いです。小さなヒビ割れは特に問題ありませんが、ヒビ割れが発生した場所や大きさによっては建物の強度を低下させるので注意が必要です。

壁は普段から目にする場所ですので、チョーキングの症状が出てくるようになる頃には、クラックが発生していないかもチェックしておきたいですね。