屋上・ベランダの防水＋遮熱で耐久性を高める

屋上やベランダの塗装も、外壁や屋根の塗装と一緒にやるのが一般的です。屋上やベランダのコンクリート部分の塗装では、遮熱効果と防水効果を持った塗料で塗るのがオススメです。

ベランダであれば屋根がありますので、直射日光はあまり当たりませんが、屋上やバルコニーの場合、主に紫外線を浴びるため劣化しやすいです。

コンクリートは何十年でもメンテナンスなしで持つと思われがちですが、劣化が進むとヒビ割れや破損が発生し、そこから雨漏りすることもあります。

防水＋遮熱効果がある塗装

ベランダの遮熱塗料としてよく使われるのが、「超耐侯性ハルスハイブリッド型トップコート」になります。

ハルスハイブリットとは、耐加水分解性に優れた樹脂骨格に、光安定剤であるハルスを組み込んだ塗料です。

ハルスハイブリット塗料は耐候性の高い水系塗料であり、耐候性についてはシリコン塗料よりも高く、また高耐候性で知られるフッ素塗料に迫る性能があるとされています。

ポイント

・太陽光（赤外線）を反射し表面温度を下げる

・優れた耐候性で長期間劣化しない

・ハルスハイブリッド型樹脂の特性で汚れが付きにくい

・ハルスハイブリッド型樹脂の特性で長期間光沢を保持する

・無鉛タイプで環境や人に優しい

工程	塗料	備考
下地調整	エクストラボンドS エクストラシートS	下地に接着させ、十分に転圧する
防水材	フローン#12クールホワイト	中途防水材にカラーを使用しても良いが、クールホワイトを使うとより遮熱効果が上がる
遮熱	スーパートップ遮熱	トップ14シンナーで希釈し、電動攪拌機で攪拌後、ローラー、刷毛にて塗布

ベランダやバルコニーのリフォーム費用は、リフォーム方法によって変わります。

機能性を高める必要がなければ、塗装のみにするのが良いと思います。予算があれば良いですが、別の場所に予算をかけすぎると外壁や屋根のリフォームにお金が回りません。

ベランダの防水も大切ですが、長期間家を良い状態で保つには、屋根や外壁のリフォームは必要です。