AGCコーテックの高性能なフッ素樹脂塗料

AGCコーテック株式会社
住所 東京都千代田区神田錦町2丁目9番地 コンフォール安田ビル5階
設立 昭和38年10月10日
事業内容 建築用・工業用・防食用各種フッ素樹脂塗料の製造販売 建築用仕上塗料・塗材の販売
ホームページ http://www.agccoat-tech.co.jp/

AGCコーテックは、昭和38年に設立された塗料メーカーです。建築塗料、工業塗料、住宅塗料などを開発販売しています。

1983年に高耐候性常温硬化型フッ素樹脂塗料「ボンフロン」を発売し、1991年には、世界初の水性フッ素塗料「ボンフロン水性」を開発したことで有名です。

太陽光を反射する遮熱塗料「ボンフロン サンバリア」は赤外線反射顔料とフッ素樹脂塗料を組み合わせた次世代型省エネ塗料です。また、「ボンフロンR」、「ボンフロン ラク雪クリヤー」などの特殊な塗料の開発も行っています。

住宅の外壁や屋根で使用される塗料としては、フッ素樹脂ルミフロンを使用し、AGCコーテッックが塗料化した、高性能なフッ素樹脂塗料「ルミステージ」を販売しています。

AGCコーテックの塗料

商品名 種類 特徴
ボンフロン サンバリア フッ素
遮熱
赤外線反射顔料とフッ素樹脂塗料を組み合わせた塗料。太陽熱を高反射し建物の表面温度の上昇を防ぐ。
ボンフロンSR フッ素 低汚染塗料。親水性・撥油性があり、汚れを雨水で洗い流す
ルミステージ フッ素 フッ素樹脂ルミフロンを使用した塗料。耐久性が高く腐食や老朽化を防ぐ。

ボンフロンSRは、雨が降った時の水滴が一緒に汚れを流すセルフクリーニング効果があります。

外壁用ルミステージは、クリヤータイプやエナメルタイプ、低汚染タイプなどもあり、全てのタイプで水性塗料が用意されています。

今までは、水性塗料の方が安全ですが、耐久性の低さが問題でした。しかし、現在の水性塗料は油性塗料と同等の耐久性がありますので、外壁塗装で使われる塗料も水性が増えてきています。

フッ素塗料の耐久性

「ルミステージ」の原料はフッ化カルシウムを主成分とする天然石です。AGC旭硝子がホタル石から塗料用フッ素樹脂ルミフロンを開発し、それをAGCコーテックが塗料化しました。

一般住宅の塗料としては、シリコンが一般的に使われています。以前は、アクリルやウレタンが使われることもありましたが、耐久性の面で優れているシリコンが主流になっています。

シリコンの耐久年数は10~13年ですが、さらに耐久性が高いのがフッ素樹脂塗料で、その耐久年数は15~20年です。

耐久性が高いだけではなく、セルフクリーニングや遮熱機能がある塗料もあり、外壁塗装を依頼する時に選択できる塗料の幅が増えています。

ただ、フッ素塗料はシリコン塗料よりも高額なので、塗る面積が多いほど金額も大きくなりますので、シリコンとフッ素の見積もりを取ってから選ぶのが良いと思います。