外壁の色が見本でイメージした色と違う

外壁塗装のトラブルで良くあるのが「外壁の色がイメージしていた色と違った」というものです。

外壁塗装では自分の好きな塗料や色を選ぶことができますが、色見本を見て色を決めるわけですが、色見本で見た色と、実際に壁に塗った色が違って見えることは多いです。例えば、白い背景に小さな範囲で塗られた色を見るので濃く見えます。結果、実際に外壁塗装した後に、想像していた色と違うというようなことが起こります。

色に納得行かないということで、塗り直しすることも可能ですが、上塗2回分の費用とその他の費用がありますので、塗料代だけでは済みません。

イメージ通りの色に仕上げるためのコツ

カラーシミュレーション

ポイント
1.実際には色が薄くなると思ってイメージする
2.カラーシミュレーションで確認する
3.同じ色を使っている家を見る
4.試し塗りしてもらう
5.2回目の上塗りで色を変える

最近はパソコンでカラーシミュレーションできるソフトを持っている塗装業者も増えていますので、まずはカラーシミュレーションで確認して下さい。カラーシミュレーションといえども、光の当たり方などの条件により、イメージと実際の色が違ったということはあり得ます。

同じ色の塗料を使っている家を確認するのも良いのですが、塗料は時間が経つとツヤが無くなり色あせていきますので、塗装直後の家で確認しなければあまり意味がありません。

工事前に試し塗りしてもらう

一番効果的な方法だと思うのが、「試し塗り」です。

ベニヤ板などを用意して使う塗料で試しに塗ってもらい、乾燥させて太陽のもとや日陰など色々な環境で色を確認してみましょう。

少し大きめのベニヤ板に塗装し、それを日向と日陰でチェックしておけば、イメージと全然違う色になることはないはずです。

2回目の上塗りで色を変える

下塗り・中塗り・上塗り

外壁塗装や屋根塗装では、3回塗りが基本で、上塗材は2回塗ります。

優良業者の場合、塗り残しを防止する意味で、中塗りと上塗りの塗料の色を変えている所もあります。

中塗りが終わった時点で、色に納得が行かない時は、上塗りの色を変更してほしいことを中塗り後の乾燥時間に業者に伝え、了承が得られれば変更できます。ただ、基本的に工事着工後の色の変更は出来ません。

なお、工事の途中で色の変更を行う場合、新たに塗料を注文することになりますので、追加料金が発生します。