塗装工事後に塗り残しや全体にムラがある

優良業者に依頼していれば塗りムラが出ることはありませんが、悪徳業者等や、職人の経験が浅い場合に塗りムラが出ることがあります。そのような時は、塗り直しを依頼するのが良いでしょう。

最近はローラー塗りが一般的で、ローラーで塗った場合、職人の腕の差が出にくいので、経験が浅い職人が塗ったとしてもムラになることは珍しいです。

上塗材は2回塗る

外壁塗装では、3回塗りが基本で、上塗材は2回塗ります。

下塗材を塗ることで、壁と上塗材を密着させることができ、上塗材を2回塗ることで強い塗膜を作ることができます。塗料の希釈率も決まっており、薄すぎても濃すぎてもだめです。

外壁塗装では、下塗りする前の下地調整や下塗材がかなり重要です。この部分で手を抜くと、塗膜の浮きや剥がれなどの劣化症状が発生する危険性があります。

下塗り 乾燥中塗り乾燥上塗り 乾燥

このような工程を経ることで、耐久性のある壁になります。時間と材料を節約するために、塗り回数を減らしたり乾燥時間を減らすと耐久性が落ちます。また、塗り残し防止のために、塗料を変える業者もあります。塗料を変えることで、しっかり上塗りが行われていることが確認できます。

塗りムラがあるとどうなる?

下塗りしなかったり、上塗りが1回の場合は耐久性が下がります。塗りムラがある場合には、塗膜が薄くなっている分、耐久性が落ちます。

下地が透けるほど薄くなっている部分がある場合、劣化が早く進みますので、色々な症状がすぐに出てくる可能性があります。

塗装が終わり足場を解体する前に、塗りムラや塗り残しがないかを確認し、気になる部分がある場合には業者に相談しましょう。足場を解体した後に再度塗装を依頼すると費用がかかってきますが、業者のミスや手抜きで問題箇所が見つかった場合は、無償で直してもらえるはずです。