外壁のツヤが無くなった、壁が変色している時の塗り替え

職人56

外壁の劣化症状の一段回目が、塗膜の艶が無くなることです。艶消しは始めから艶がありませんが、艶がある塗料でも最後には艶が無くなります。

新築から10年もすれば艶はほとんど無くなり、落ち着いた雰囲気になります。艶無しのほうが好きな方もいると思いますが、くすんだ色に見えます。

艶が無くなっても特に外壁自体に問題は起こりません。

早い人はこの段階で塗り替えを行います。

塗替えをせず放置して、チョーキング現象が見られたり、苔や藻の発生、塗膜の剥がれ等が出たら塗替えを行ったほうが良いでしょう。

窯業サイディング壁の場合、ボードの目地部分のシーリング材の劣化にも注意しなければなりません。シーリングが痩せたりヒビ割れして隙間が開くと、そこから水が侵入し、錆びや腐食の原因になります。

 

塗替えで外壁の艶を取り戻す

あまりに艶があると、品がなく見えます。

7分つや、5分つやなどの艶を落とした塗料を使う方も多いです。

ただ、艶は徐々に落ちていきますので2~3年もすれば落ち着きます。

 

外壁の変色・色褪せ

劣化が進むと壁の色が変色することがあります。苔や藻が発生し緑色になりますが、黒く変色する場合もあります。

一見汚れているだけのように見えますが、高圧洗浄しただけでは綺麗な状態にはなりません。高圧洗浄後に、下塗りを行い上塗りをします。

また、家の周りを囲うコンクリートブロック部分も、色が褪せてきたら外壁塗装と一緒に塗り替えを行います。

外装リフォームは、建物の塗り替えだけではなく、外構部分の塗り替えを行うこともあります。また、塗装業者はリフォーム業者、外構業者、造園業者等と横の繋がりがありますので、家全体のリフォームを依頼することも可能です。